かき氷器を夏の季節家電から昇華させた発想【森永卓郎ニュース解説】

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ツインバード工業が、女性向けの家電ブランド「LULUNA」を立ち上げ、その第一弾として『フローズンスイーツメーカー KI-4685』を発売しました。簡単に言うと、かき氷器なのですが、そこはツインバードなので一味違う仕上がりになっています。

ツインバードは、一芸家電メーカーとして有名で、大手家電メーカーが手掛けることのないニッチでマニアックな製品を、リーズナブルな価格で販売することに定評があります。これまでも、家庭用精米器とか、お肌に潤いを与える美容家電などで、高い評価を獲得してきました。

今回のフローズンスイーツメーカーの基本的な使い道は、かき氷器なのですが、かき氷器は夏場に何度か使うだけで、夏場以外は邪魔者になっていました。そこで、この製品は直径96×長さ310mmのスリムな円筒形にしています。そのため、置き場所を取らないのです。

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また、ふわふわのシルキータイプから、粒の大きなクリスピータイプまで、無段階で氷の粗さを調整できます。そのため、さまざまなスイーツや料理に氷を使うことができます。さらに付属の製氷カップで作った氷や角氷だけでなく、冷凍フルーツをかき氷にすることもできるので、最近の女子に人気のフローズンスイーツを簡単に作ることができます。さらにレシピブックまで付属するという充実ぶり。

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これで、かき氷器が夏場だけの季節家電でなくなったことは、間違いありません。こんな素敵なグッズを女子だけに独占させる手はないでしょう。

もちろん、男子好みなポイントもあります。かき氷器で一番大切な刃には、世界的な刃物産地の新潟県燕三条市で作られたチタンコーティングの高硬度ステンレスが使われています。また、レシピブックには、カクテルを作るためのレシピも加えられているのです。

これだけのスペックがありながら、実勢価格は8640円と、いつものリーズナブルな設定です。ただ、唯一の問題が、販路に百貨店や雑貨店を想定していることです。女性向け家電という位置付けだからでしょうが、ここはぜひ男性ユーザーのためにも、家電量販店などにも販路を広げてほしいと思います。

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ツインバード
フローズンスイーツメーカー
実勢価格:8640円 7月上旬発売予定
同社が立ち上げた女性向け家電ブランド「LULUNA」の第一弾製品となる、スリムデザインを採用した電動かき氷製造機。作れる氷は、ふわふわと優しい口溶けの「シルキータイプ」から、しゃりしゃりの「クリスピータイプ」まで。無段階で調節できるのが特長だ。

森永卓郎
プロフィール
1957年東京都生まれ。東京大学卒業後、日本専売公社や三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、現在は獨協大学経済学部教授。経済アナリストとして、テレビなど多方面で活躍。

※『デジモノステーション』2015年8月号より抜粋

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