逆転の発想!? 史上最強の記録メディア「Nanoform」で思い出が永遠に

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ここに、究極の記録メディアが誕生したのかも知れません。

コンピュータの記録媒体にはパンチテープ、磁気テープ、フロッピーディスク、ハードディスク、CD、SSD……と様々なものが使われてきましたが、どれも寿命はせいぜい数年〜数十年。磁石、火、摩擦や衝撃などにも弱く、ファイルフォーマットが廃れて使えなくなることもしばしば。永遠に劣化しないはずのデジタルデータも、バックアップコピーを繰り返し続けない限り、いつかは電子の海の泡と消えてしまう運命にあります。

いやいや、データをクラウドにアップロードしておけば心配ない? ──破壊的クラッカーによるデータ消去や、天体爆発によるガンマ線バーストで世界中の電子機器が破壊されてしまう可能性を考えると、それも安心はできません(まぁ後者では人類も滅亡しますが)。デジタルデータとはかくも脆弱な、永遠とは程遠いものだったのです。

そこで紹介したいのがこちら。あらゆる天災や年月の影響をくぐり抜け、ほぼ永遠にデータを残せる記録メディア「Nanoform」です。

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▲8インチの「Nanoform」には最大2500枚の画像を記録できます。

Fahrenheit 2451プロジェクトによるこの「Nanoform」、人造サファイア(モース硬度9)という非常に硬い素材でできた円板型メディア上に、レーザーを使用して、直接データを記録します。見た目そのままに……。

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▲「Nanoform」の強さは折り紙付き。火であぶっても燃えません(左側の本は燃えます)。

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▲ヤスリをかけても傷ひとつ付きません(右側のCDはボロボロです)。

「Nanoform」に記録できるのは、あなたの大切な写真と文章。えっ、動画や音声は?──そんな、再生機器が必要なものは保存しません。再生に必要なのは「目」(と、できれば超拡大できるレンズ)だけ。これで、たとえ文明が崩壊していても、再生問題は解決です。ファイルフォーマットも気にしないで大丈夫。写真も文章も「見たそのまんま」イメージで記録します。これで互換性の罠からも解放されるのです。

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▲肉眼で厳しいときは、USBマイクロスコープを使ってこの通りはっきり!


▲もっと「Nanoform」を知りたいあなたには、このどこまで本気かわからない……いや、魅力の詰まったムービーをどうぞ。

思えば数千年前の遺跡から、現代に情報を残してくれたのは、石版に刻まれた<文字>でした。その最先端にして最高峰が、Fahrenheit 2451のNanoformなのかもしれません。

現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で絶賛出資募集中。4ユーロ(70文字x4行)から2900ユーロ(各サイズの「Nanoform」メディアに加え、開発チームとのディナー)まで、記録できる容量とメディアの種類などが異なります。

はるか未来の人類(または、その後継たる知的生物)へ、あなたの写真を残してみませんか?

 

文/倉田吉昭

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