「すげー速い」アンテナ4本の11acルータ『Aterm WG2600HP』を試した

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NECプラットフォームズから発売されている最新のIEEE802.11ac対応ルータ『Aterm WG2600HP』。4つのアンテナを使ってデータを送受信する4×4MIMOをサポートし、5GHz帯で最大1733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbpsの通信を実現しているのが大きな特長です。

また、スマホやタブレットなどの位置を検知し、その位置への電波の出力を高くすることで通信速度を向上させる「ビームフォーミング機能」や、複数のアンテナと複数の搬送波を用い、複数のデータ送受信を同時に行なう「MU-MIMO」に対応し、高速化が測られているのもポイントです。

簡単に言うとあれだ、すげー速い無線LANルータってこと!

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▲有線LANはギガビットが4ポートと十分。USB 3.0ポートを備え、簡易NAS機能を搭載するのもポイントです。また、簡単に機器を接続できる「らくらく無線スタート」機能も従来通り装備しています。また、本機から新たにリモート接続機能を搭載するなど、ルータとしてのスペックも高いです。

技術とか機能とかも気になりますが、やっぱり一番重要なのは速度でしょ。と言うわけで、本当に速いのか試してみました。

……なのですが、4×4の11acの実力をフル活用するには4×4対応の子機が必要。でも現状、アンテナを4本備えたPCやタブレットはまだないので、『Aterm WG2600HP』2台がセットになった『Aterm WG2600HPイーサネットコンバータセット』を使います。1台を親機、1台を子機にして、それぞれに有線LANでPCを接続します。これだと最大1000Mbpsの有線LANがボトルネックになりそうですが、実際の利用シーンでもそうなるだろうから気にしない!

と言うわけで、Windowsのフォルダ共有機能を使い、2台のPCを使って約3.8GBのファイルをコピーしてみました。有線LANでは約48.53秒かかりましたが、無線LANでは約48.63秒。誤差レベルかと思うくらい、ほとんど差はありませんでした。注目したいのはデータ送受信中の安定感で、速度にほとんどばらつきがない点。無線LANだと安定しないことがほとんどなので、これなら光テレビなどの映像系コンテンツなどでも活躍してくれそうです。
他にも色々試してみましたが、安定している点と、速度が有線LANとほぼ変わらない点は様々なケースで当てはまりました。

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▲データ転送はこんな感じ。グラフがほぼ横一直線で、通信が安定しています。速度も有線LAN並み!

通信に関しては申し分ないのですが、気になる点もいくつか。これはAterm WG2600HPの問題じゃないのですが、IEEE802.11ac対応機器(子機)は増えてきているものの、4×4に対応する機器がルータ以外にないこと。3×3に対応する製品もPCやタブレットだとないんじゃないでしょうか……。なので、4×4の速度を堪能するには今回のように2台のルータで親子関係にするしかないのです。

もう1つ気になったのは、Aterm WG2600HPの本体が結構熱くなる点です。持てないほど熱くなるわけではなく、もちろん問題なく使えるとは思いますが、これからの時期は少し心配です。

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それでも他社製品に比べると、本体が小さく、速度もしっかり出ているのが確認できたので、11acの高速なルータがほしい人にはおすすめ。通信が安定しているので、特に映像系のコンテンツを無線で飛ばしたい人には良さそうです。

文/編集部(小林直樹)

関連サイト
『Aterm WG2600HP』製品情報ページ