大航海時代の地球儀も3Dに。ロマンありすぎなデジタル化プロジェクト

001
 

美術工芸品がデジタルの力でより身近になります!

大日本印刷(以下、DNP)とフランス国立図書館(以下、BnF)が共同で推進する地球儀・天球儀の3Dデジタル化プロジェクトが完成すると、BnFが運営する電子図書館「Gallica」で閲覧できるようになるんだそうです。

このプロジェクトでデジタル化される地・天球儀は、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、イギリス、アラブ諸国などで11~19世紀に制作されたもののなかから選定された55個。BnFが保有する、歴史的にも貴重な一大コレクションがデジタル化されるのは世界初の試みで、DNPは独自に開発した地・天球儀のデジタル撮影ツールをBnFに提供するそう。

デジタル化された地・天球儀はひとつひとつをあらゆる角度に回転したり、拡大したりすることで肉眼では見えづらい細かな部分が高解像度で鑑賞できます。なかには、ブロンズ製アラビア天球儀の最も古い作例「アラブ=クーフィー様式の天球儀」や、コロンブスがアメリカをアジアの一部とする見解を示した「ビュールの金の地球儀」などが含まれており、球儀作りの進化を象徴するようなラインアップです。

002
▲アラブ=クーフィー様式の天球儀

003
▲ビュールの金の地球儀

今年4月には文部科学省が小中高校で使う教科書をデジタル化する検討に入るなど、さまざまな物のデジタル化が進められています。いずれデジタルデバイスひとつあればあらゆるモノが見られる……なんて時代がきたりして?

 

文/おきざきみあ(HEW)

関連サイト
プレスリリース
フランス国立図書館