自転車乗りを最新デジタルで武装してみると……?

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スポーツ自転車に乗り始めると、自分がどれくらいの速度で、どれくらいの距離を走ったのか知りたくなるもの。ロードバイクに乗る多くの人がサイクルコンピュータを装着しているのは、それが理由。そして距離を走れるようになると、自身のペダルを踏む力がどれくらいなのか?と知りたいデータが増えていく。自分のパワーやペダリングの効率が数値化できるパワーメーターも入手しやすくなっており、レースユーザーだけでなく、効率良く自転車を走らせたい人たちにも広がっている。

そうして取得したデータをどのようにライダーに伝えるかという部分も進化。自転車向きのスマートグラスなども登場し、自転車のデジタル化はどんどん進んでいる。

今回はサイクリングをさらに充実させるデジタルギアの数々をジャンルごとに紹介していこう。

 

【Smart Glassで視界の先にほしい情報を表示】
視界の中に必要な情報を表示するスマートグラスは、走行中に情報は得たいが前方から視線は動かしたくない自転車とは相性の良いアイテム。自転車などアクティビティ向けのモデルも登場しており、走行中の位置情報や速度などを視線を大きく動かさずに取得することができる。

走行中もリアルタイムに速度や心拍などが見られる
Recon
Recon Jet
実勢価格:9万5904円

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GPSとジャイロセンサー、高度・気圧計などを搭載。速度や高度などを計測できるほか、Wi-FiやANT+、Bluetoothで周辺機器と接続できるので、心拍計やサイコンなどの情報も表示可能だ。

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▲サイドにタッチセンサーを、下部に2つのボタンを装備。そのほかに撮影可能なカメラも搭載。

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▲本体左側に2つのボタンとタッチセンサーを搭載。手探りで直感的に操作できるUIを採用する。

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▲速度や移動距離、走行時間などのほか、パワーメーターとワイヤレス接続すれば、現在の出力も表示可能だ。

SPEC
ディスプレイ:WQVGA センサー:3D加速度、3Dジャイロスコープ、3D磁力計、圧力計、IR 接続機能:GPS、Bluetooth 4.0、ANT+、Wi-Fi バッテリー駆動時間:4時間

 

【Cycle Computerで走りに関する情報を表示&記録】
速度や走行距離、移動時間などはもちろん、センサーを装着すれば心拍数やケイデンス(ペダルの回転数)も計測できるのがサイクルコンピューター(サイコン)。地図を内蔵し、ナビゲーションなどが可能なモデルも増えている。

仮想レースも楽しめ、スマホへの着信も表示可能
ガーミン
Edge 1000 J
実勢価格:6万9768円

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スマホのように反応の良いタッチパネルを採用し、ナビゲーションとトレーニングデータの管理を同時にできるモデル。パワーメーターとの連携にも対応している。

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▲ケイデンスセンサーはペダルにつながるクランクの部分に付ける。工具を使わずに装着可能。

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▲速度センサーはホイールの車軸に装着する方式に。工具を使わずに装着でき、交換も簡単だ。

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▲過去の自分のタイムと競ったり、同じコースを走るほかのメンバーと仮想レースができる機能などを搭載している。

SPEC
サイズ:W58×H112×D20mm 重さ:114.5g ディスプレイ:3型フルカラーマルチタッチスクリーン バッテリー持続時間:15時間 内蔵メモリ:8GB

 

【Action Cameraで自分の走りや風景などを動画で記録】
自転車やヘルメットなどに取り付け、走行シーンなど迫力ある映像が撮れるアクションカメラ。ツーリング時に風景を撮影したり、仲間や自分の走りを記録することができる。自転車用には防水機能を備えたものが使いやすい。

防水性も備えた小型軽量モデル
シマノ
スポーツカメラ CM-1000
実勢価格:2万7500円

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自転車パーツメーカーの雄、シマノがリリースするモデル。本体は非常に軽量コンパクトながら、10m防水の機能を備え、ハウジングなしで使える。操作はボタンとスマホで行なう。

SPEC
サイズ:W44.2×H30.3×D70.8mm
重量:86g(バッテリー、レンズプロテクター含む) 撮像素子:1/3.8型裏面照射型CMOS 有効画素数:360万画素 連続撮影時間:2時間

サイコンとも連携する自転車向きモデル
ガーミン
VIRB-J Elite
実勢価格:3万8680円

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自転車用に開発されたアクションカメラ。ハンドルに付けた際に視認しやすい位置にモニタを備え、ボタンはグローブを付けていても操作しやるい。同社のサイコンとも連携させられる。

SPEC
サイズ:W32×H53×D111mm 重量:177g(電池含む) ディスプレイ:1.4型(205×148ピクセル) 連続撮影時間:3時間(フルHDの場合)

 

【Power Meterで自分のパワーや強さを数値化】
自分がペダルを踏む力や、単位時間あたりの出力や最大出力などを数値化できるのがパワーメーター。最近の製品は踏む力だけでなく、ペダリング効率を計測できるものも多いので、効率よくツーリングしたい人にも役立つ。

ペダルを踏む力の方向までも計測
パイオニア
ペダリング モニターセンサー SGY-PM910H2
実勢価格:13万9968円

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ペダルを踏む力の大きさだけでなく、踏む方向まで左右独立して計測できるので、自身のペダリングを細かく分析することが可能。回転にいかされた力の割合を示すペダリング効率も計測が可能で、効率良いペダリングを目指せる。

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▲計測したデータを表示するには専用のサイコン『SGX-CA900』が必要となる。左右独立して力の方向などを表示可能。

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▲センサーはクランクと呼ばれるパーツの根本に装着し、加わる力の方向を分析する。

SPEC
サイズ:(右送信機)W58.3×H46.1×D21.3mm、(中継ボックス)W78×H36.7×D7.3mm、(左パーツ)W92.5×H34.7×D8.6mm 重量:62g 連続使用時間:180時間

ペダルを交換するだけで導入できる手軽モデル
ガーミン
Vector J
実勢価格:17万2800円

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ペダルを交換することで導入できるパワーメーター。左右それぞれの出力などを独立して計測できる。計測したデータは同社のサイコンや、スポーツウォッチなどに送って表示させられる。

SPEC
重量:213g×2 使用可能時間:175時間 ペダル・クリート部仕様:LOOK KeO互換

 

【Security Lockで大切な愛車をスマートに守る】
自転車に乗る際、忘れてはいけないのが盗難対策。しっかりとしたロックを選びたいが、解錠がわずらわしかったりするのも考えもの。スマートに操作できるものを選びたい。

指紋認証で開閉できるワイヤーロック
サンコー
指紋認証ワイヤーロック
実勢価格:1万5800円

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解錠操作に指紋を用いるユニークなモデル。指は10本まで登録が可能で、カギを持ち歩く必要がないので荷物を減らせるほか、カギをなくしてしまうリスクも避けられる。

SPEC
サイズ:W64×H309×D29mm 重量:491g 電源:単4電池2本 使用可能時間:1日10回動作で約10カ月

 

文/増谷茂樹 撮影/向殿政高 モデル/山下晃和
撮影協力:トンプソン 03-5615-2257(HAMASHO)

※『デジモノステーション』2015年8月号より抜粋

関連サイト
『Recon Jet』製品情報ページ
『Edge 1000 J』製品情報ページ
『スポーツカメラ CM-1000』製品情報ページ
『VIRB-J Elite』製品情報ページ
『ペダリング モニターセンサー SGY-PM910H2』製品情報ページ
『Vector J』製品情報ページ
『指紋認証ワイヤーロック』製品情報ページ