自宅でじっくり愉しむインポートハイレゾの世界【リビング編】

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ハイレゾブームの昨今、インポートブランドの動きがめざましい。ハイファイにこだわるからこそ、音質の追求度もハイクラスでいきたい。そんなわけでインポートブランドのハイレゾシステムをジャンルごとに紹介しよう。今回紹介するのは、オーディオで最高峰とも言えるセパレートコンポシステム。リビングに腰を据えてじっくりと楽しみたい。

自宅でじっくり楽しむインポートハイレゾの世界【ダイニング編】
自宅でじっくり楽しむインポートハイレゾの世界【プライベートルーム編】

ハイレゾ対応のワンボディスピーカーが登場した現在。コストパフォーマンスの面でもスペースファクターの点においても、セパレートコンポシステムは時代遅れのプロダクツとなってしまうのかもしれない。

しかし電子技術の進化によりコンパクトな回路設計が可能になったが、オーディオの世界はどこまでもアナログの技術力が求められる。いわば高級腕時計の世界。オーディオエンジニアという職人の手と耳によって作り上げられたコンポーネントを組み合わせ、最適なポジションにインストールしなければ出せない音があるのも事実だ。自分好みのサウンドステージを自宅のリビングで再現したいのであれば、いつかはこの世界に飛び込んでほしい。

セパレートコンポシステムが面白い(そして悩ましい)のが、組み合わせる機材チョイスや、使うケーブルによって音の傾向が変わることだ。一粒、二粒の塩が味全体を変化させる日本料理のように感度が高い。そこで、初めてセパレートコンポシステムにチャレンジするなら同じメーカーのプロダクトで組むのがベスト。オールジャンルで1+1を3にも5にもしてくれる。スピーカーがラインナップされていないメーカーの場合は、同じ国のメーカーから選ぶか、同じ音の傾向を持つモデルからチョイスするといい。

なおラインアウトの付いているプリメインアンプならば、あとからパワーアンプを追加することでプリアンプ+パワーアンプのコンビネーションも可能になる。ステップアップの余地があり、自分なりのシステム設計が楽しめるのもセパレートコンポシステムのメリットだ。

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世界最高峰のインテグレーテッドアンプ
マークレビンソン
No585(インテグレーテッドアンプ)
価格:151万2000円

プリアンプとパワーアンプ、別体式のハイエンドシステムがラインナップの軸となっている同社からリリースされた、ゴージャスなDAC内蔵プリメインアンプ。PCもデジタルもアナログも、すべての音源を受け止められる懐の深さを持つ。アタックが鮮烈なサウンドに目が覚める思い。空間表現力においてトップクラスの1機。

SPEC
サイズ:W438×H193×D507mm ハイレゾ再生対応:PCM 192kHz/32bit PSD 5.6MHz/1bit

【マークレビンソンとは?】
1973年、業務用のパーツをふんだんに盛り込んだプリアンプでデビュー。以後も時代ごとに、究極の機能と性能を追求したアンプ作りでハイエンド市場を確立する。プリアンプは絶対マークレビンソン。そんな熱狂的ファンも少なくない。

JBL伝統の38cm砲を抱える3WAY
JBL
S4700(3Wayスピーカー)
価格:59万4000円(1本)

1947年に生まれたJBL初のプロダクツ『D130』の流れを汲む、38cm径ウーファーを搭載した最新鋭機。再生周波数特性38Hz〜40kHzでハイレゾ音源の機微を余すことなく描くスペックで、リビングという空間に音というエネルギーを満たしていく。タフさにおいても逸品。生涯愛し続けられる大型スピーカーだ。

SPEC
サイズ:W500×H1068×D371mm

【JBLとは?】
ロックンロール全盛の1946年、カリフォルニアノースリッジで設立。ホームスピーカーだけではなく、モニタースピーカー共にも数多く開発。「パラゴン」、「L100」、「4343」、「エベレスト」といった数多くの名機を輩出する。

 

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デジタルの魔術師の最新作
ワディア
di122/a102(デジタルオーディオデコーダー/デジタルステレオパワーアンプ)
実勢価格:38万8000円 + 38万8000円

DXD384もサポートするコンパクトサイズのDAC。ボリュームコントロール機能付きゆえ、デジタルプリアンプとしても使える。パワーアンプ・『a102』との組み合わせでスピーカーを駆動させるのがベスト。

SPEC
サイズ:W254×H80×D254mm(di122/a102) ハイレゾ再生対応:PCM 384kHz/32bit DSD 5.6MHz/1bit

【ワディアとは?】
1988年の創業からハイエンドDACの開発に勤しむ。1992年にリリースしたCDプレイヤーでその名を世界中に広め、デジタルオーディオの世界に欠かせない存在に。iPodドックなどもリリースした。

竪琴型デザインが奏でる艶やかな音
ソナス・ファーベル
Venere 2.0(2Wayスピーカー)
実勢価格:28万800円(ペア)

時にクールに、時にウォームに。硬軟あわせもった世界を描ける希有な存在。特に中高域の艶やかさに聴き惚れる。アコースティックな楽器と女性ボーカルの再現性において独自の世界を描く。

SPEC
サイズ:W246×H449×D336mm

【ソナス・ファーベルとは?】
イタリア・ヴィチェンツァの地で1980年に設立。ヴァイオリン、グランドピアノ、ストラディヴァリといった、アコースティック楽器をオマージュした作品が中心。外装の仕上げ品質は世界No.1クラス。

 

文/武者良太 撮影/江藤義典

※『デジモノステーション』2015年8月号より抜粋

関連サイト
『No585』製品情報ページ
『S4700』製品情報ページ
『di122』製品情報ページ
『a102』製品情報ページ
『Venere 2.0』製品情報ページ