点字が浮き上がる。目が不自由な人のためのタブレット登場

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タブレット端末の便利さを、より多くの人に。

オーストリアのベンチャー企業が手がける、目が不自由な人に向けたタブレット「BLITAB」の予約オーダーが開始されました。これは画像を表示するかわりに、画面に小さな粒状の突起を発生させて点字を作り出す「多目的触覚ディスプレイ」を持つデバイスで、USBメモリを介して読み込んだテキストデータやMicrosoft WordのDOCXファイル、PDFなどを、物理的に点字表示することが可能です。

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このBLITABは、単なる点字によるテキストリーダー端末にとどまらず、ユーザーがメモを取ったりテキスト編集を行うといった生産的な作業ができるとされており、視覚障害者が仕事を持って自立することを支援する狙いもあるのだそう。そのため、点字入力のためのパーキンス方式キーボード、音声合成によるテキストの読み上げといったさまざまな機能を備えています。

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キーボードのみならず、音量コントロールボタンやマイク・ヘッドフォンのジャックにも、指で触って読み取れる凹凸のついたアイコンが配されていたり、目の不自由な人々への配慮が感じられるデザインになっていますね。BLITAB公式ウェブサイトによれば、既に多くのメディアで取り上げられるなど、各方面での注目が集まっているとのことです。

正式な商品化はまだ先となりそうですが、現在はウェブ上でテスターや開発者を対象とする予約オーダーを受付中です。こうした端末の普及が進んで、みんなの「できること」がもっと増えていくと良いですよね。

文/ワタナベダイスケ

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