スマートグラス用フレームは、Made in 鯖江

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米ヴュージックス コーポレーション(Vuzix Corporation)が、福井県鯖江市の三工光学と共同で、同社のAndroid搭載スマートグラス『M100』をマウントできるメガネフレーム『M100スマートグラス用メガネ』を発表しました。

このメガネフレーム、メガネ本体(度なし)に加え、『M100』用の専用マウント(左右用)とレンズゲージ、レンズを取り付けるための糸とリボンがついて、価格は1万2960円。レンズに度は付いていないため、度付きレンズと交換したい場合はメガネ店で交換してもらうことになります。

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▲セット内容はこんな感じです。ちなみに当然、『M100』そのものは付属しません。

『M100』はディスプレイ一体型の業務用Android端末で、音声コマンドやジェスチャーによる操作など、機能的にはほぼ『Google Glass』と同等。結局市販されなかった『Google Glass』の使用感を味わうなら、これが一番近い製品でしょう。『M100』を装着した状態のフレームが、鯖江市にある「めがねミュージアム」と、東京都港区南青山にある「GLASS GALLERY 291」にて、期間限定で展示中です。

今回フレームを作成した三工光学がある鯖江市といえば、日本のメガネ生産の95%以上を担うといわれる、世界でも指折りの「メガネの町」。その技術力の高さは折り紙付きで、一説には『Google Glass』も鯖江市で製造されたと言われています。三工光学は90年以上の歴史を持つ老舗のメガネメーカーで、高品位なメガネフレームを製造するだけでなく、最近ではウェブカメラを内蔵した『Viewっとめがね』の開発・製造にも携わるなど、IT関連にも力の入った企業です。

鯖江市はオープンデータ化を推し進めるなどITにも力を入れており、鯖江市内では『Google Glass』や『M100』で、公開されたデータをもとに消火栓やAED、トイレなどをAR表示するアプリが利用できるそうです。日本のシリコンバレーを目指して邁進中の鯖江市と同市のメガネ産業は、ウェアラブル端末やアプリ開発の台風の目になりそうな勢いなのです。

とりあえず『M100』の導入予定はなくても、このフレームにすることで、スマートグラスレディな体制にしてみるというのはいかがでしょうか。ちょっと時代を先取りした気分になれそうです。

 

文/倉田吉昭

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Vuzix