見せてやろうぜ大人の力を。本気で作るプラモのイロハ【塗装編】

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プラモデルの醍醐味は製作過程にあり。キットの内容を確認しつつ、最新“ガンプラ”にトライ! 最新ツールを駆使して、組み立てから本格的な塗装までを実践してみよう。

見せてやろうぜ大人の力を。本気で作るプラモのイロハ【専用ツール編】

最新キットの詳細、専用ツールの使い勝手を把握すべく、プラモデル作りを実践。チャレンジするキットは、人気の“ガンプラ”の中でもパーツ点数が少なく、久々に腕を振るうユーザーにも格好の「HG 1/144 シャア専用ザクII」をセレクト。最近の“ガンプラ”は、彩色済みのランナーが特徴でただ組み立てるだけでも見映えよく完成するが、今回は先進のツールを揃えたこともあり本格的な塗装を実践。サーフェイサーによる下地処理から本塗装、クリアー吹きまで、すべてエアーブラシを使って作業を行なった。

製作にかかった期間は2日間……完成した“シャアザク”の出来映えはいかがだろう。オリジナルとは違って深めの赤が、少々ピンクがかったカラーになったものの、最新のキットは作りやすく、仕上がりに大満足という結果。専用ツールを揃えた“大人の工作室”を構築すれば、プラモデル作りはより楽しい。完成したモデルを目の前にしたときの達成感、心地よさは病み付きになる。

 

【まずは作業に不可欠なツールを準備】
近年のプラモデルは、緻密で組み立てやすくなったとはいえ、キットの内容は、黎明期とほぼ変わっていない。まずは説明書を読んで、プロセスを把握しておくと作業がスムーズだ。ニッパーやデザインナイフ、接着剤といった製作に欠かせない基本的なツールを用意したい。また、本格的な塗装を行なうならば、キットに合わせて塗料や溶剤、筆などの準備も忘れずに。

■変わらないキット&作業
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▲樹脂を使った複数のランナーで構成されるキット内容。最近のプラモデルは、各パーツが細かく久々に手にするユーザーはドキッとするが、精度が高く組み立てやすい。

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▲説明書に沿って、製作をスタート! ランナーからパーツを切り出し、組み立てていくプロセスは、今も昔も変わらない。ただし細かいパーツもあるので、作業は慎重に行いたい。

 

■作業に必須な基本ツール
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▲パーツを切り出すニッパー、残ったゲート(ランナーとパーツの接合部)を削り取るデザインナイフのほか、デカールカット用のハサミ、ピンセット、紙ヤスリは用意したい。

 

■専用の塗料、溶剤を用意
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▲組み立てに使用する接着剤は専用品をチョイス。塗料と溶剤は、成分が統一された同じメーカーで揃えるほか、エアーブラシを使う際は、調色のための塗料皿があると便利だ。

 

【塗装作業スタート】
製作した“ガンプラ”はコレ!
バンダイ
HG 1/144 シャア専用ザクII
価格:1836円

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“THE ORIGIN”版のHGシリーズの第1弾。パーツ点数が少なく、腕や足といった部位の着脱が可能なため、塗装を試みるには格好だ。入手しやすい手頃な価格もうれしい。

 

STEP1 下地処理
サーフェイサーを吹きパーツの下地を整える

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▲切り離したパーツには、ゲートが残っている場合がある。デザインナイフやポリッシャーを使って、組み立て前に余分なゲートを削っておくと、仕上がりは一段と高まる。

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▲モデルの完成度を高めるために、今回は、本塗装の前にサーフェイサーという下地剤を散布。表面の細かなキズが修正でき、エッジや細部に塗料が載りやすくなる。

 

STEP2 塗装
希釈、調色を行なってエアーブラシでペイント

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▲エアーブラシを駆使して、パーツごとにメインカラーを塗装。一度に塗料を散布しないで、薄く塗り重ねる感覚で作業するとムラなくキレイに仕上がる。

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▲エアーブラシで塗装する場合は、塗料の希釈が重要。専用の溶剤で2倍から3倍に薄めて調色する。

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▲塗装パーツはホコリ対策を考えて乾燥ブースに。塗膜の保護のため、持ち手があると作業しやすい。

 

STEP3 組み立て
塗装&乾燥が完了したパーツを接合する

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▲腕や足、胴体などのユニットごとに組み上げる。“シャアザク”は塗装後に組んでも迷わずに作業できる。

 

STEP4 仕上げ
デカールシールを貼りつや消しクリアーを散布

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完成したユニットにデカールシールを貼る。作業が終わった後は、エアーブラシを使ってユニットごとにつや消しクリアーを散布。この塗料は、塗装面の保護効果があり、仕上がりが美しくなる。

 

【完成!】
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文/大竹良 撮影/金沢文春
(c)創通・サンライズ

※『デジモノステーション』2015年8月号より抜粋

関連サイト
『Mr.HOBBY.com(GSIクレオス ホビー部)』公式サイト