画素は糸? 大迫力のアナログディスプレイが実にアート

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いま最新のディスプレイ方式ってなんだかご存知ですか? IPS? OLED?電子ペーパー?──いえいえ「糸」です。米国のファッションブランド「FOREVER21」が開発した『F21 THREAD SCREEN』がスゴいんです

この『F21 THREAD SCREEN』、原理は簡単で、ぐるりと繋がった糸(というか幅広の紐)にさまざまな色が染め付けられており、この糸をぐるっと動かして必要な色を表示します。こういった糸が巻きつけられた糸巻きを32個セットにしたモジュールを1単位として、実に200モジュール、6400本も使用します。これでもようやく80×80ドット相当に過ぎないので、普段使っているディスプレイがいかに多くの画素を使っているかがわかりますね。

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▲もっと小規模でいいので、家庭用になりませんかね?

あとはInstagramに「#F21THREADSCREEN」タグ付きで投稿された写真を拾って『F21 THREAD SCREEN』向けに最適化し、糸を回して表示します。糸の回転をうまく制御することで、アニメーション的な動きも再現できます

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▲20万以上のパーツを使って作られてるのだとか。時代錯誤的で実に素敵です。

原理的には、昔パタパタと画素にあたる要素が回って絵を描く、電光掲示板のような大型掲示板があったと思うのですが、あれを糸で代理したようなものになります。よく考えれば世にも珍しいCMYK方式でのディスプレイということになりますね。一度表示してしまえば電気が要らないので、長ーい目で見れば省電力……と強弁するのはさすがに無理ですが。

実用性は皆無ですが、一度は動いているところを見てみたい! そんなゴージャスな無駄遣い系ガジェット。もはやアートの領域です。ちなみに、動いているところは公式サイトのライブストリーミングで見られますよ!

 

文/倉田吉昭

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F21 Thread Screen