ダイヤル錠でUSBメモリを守る発想。実はアナログこそ最も安全?

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クラウドが普及したとはいえ、今でもちょっとしたデータを持ち歩くのにはUSBフラッシュドライブが便利ですよね。とはいえ、万が一落としてしまったり、盗まれたりすると、中身のデータはむき出しです。ドライブ丸ごと自動的に暗号化するUSBメモリもありますが、いかんせん価格も高い。リーズナブルな価格で、安全性も両立したい……そんな贅沢な悩みに応えるのが『Cryptex』です。

「Steampunk USB Drive」を標榜するこの『Cryptex』、実にアナログな方法でメモリを保護してくれます。その方法はなんと、とってもアナログチックなダイヤル錠。5桁の数字ロックを解除しなければメモリを外せません。


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▲カチャカチャ回す感覚がレトロでよろしい。ロックの数字は固定で、自由に変更できないのがちょっと残念です。

最近は、8桁の英数字パスワードですら脆弱だのなんだの言われるのに、たった5桁かよ! と思うかもしれませんが、なにせ完全に物理的なロックですから、実際に手作業で1つ1つ数字を試さないと外れません。その強度は実に10の5乗、10万通りですよ。1秒間に1つずつ数字を試しても27時間以上かかります。ツールが使えるPCとはわけが違うのです。せっかく開けても中のデータがさらに暗号化されていたら、怒ってデータごとメモリを破壊してくれるかもしれません。

とはいえ、『Cryptex』最大のセキュリティポイントは、これ自体がUSBメモリに見えないことかもしれません。キーホルダーか何かにしておけば、誰も気づかないのでは?

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▲デザインはレオナルド・ダ・ヴィンチのイラストにインスパイアされたのだとか。しかしどの辺が「スチームパンク」なのか、私にはいまいちわかりません……。

気になるお値段は、容量16GBで49.99ドル。現在は米国とカナダ以外に出荷していない点が残念極まりないのですが、ギミックのことを考えると案外お買い得なんじゃないでしょうか。

 

文/倉田吉昭

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