今から始めるロックンロール!最新ギターはここまでスゴイ

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ギターが主役の音楽と言えば、今はヘヴィメタル。だから市場もヘヴィメタル向けのモデルが中心。低音弦のリフのために、7弦、8弦と多弦化も進み、ピックアップも深い歪みを得るためハイゲイン化している。

その一方で、「レスポール」や「ストラトキャスター」といった、伝統的なモデルの人気も相変わらず高い。基本的な外観こそ変わらないが、現代の音楽事情やプレイヤーの要求に応えるべく、パーツや内部構造は年々アップデートを続けている。特に自動チューニングマシンの標準装備という、大胆なアップデートが行なわれたギブソンの2015年モデルには驚かされた。

10万円以下のギターはインドネシアや韓国などで生産されるようになったが、クオリティは安定しているので、弾き倒すなら選択肢も豊富なこの価格帯のものがいい。でも予算があるならメイドインUSA、メイドインジャパンにこだわるのもアリ。ブランドが本拠地を置く国で生産されるモデルには、ブランドが持つ新技術がいち早く投入されるからだ。

これから始める人におすすめの3本!
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実践仕様の新スタンダード
フェンダー
American Standard Stratocaster HSS
実勢価格:22万4640円

テクニカルプレイに向くミディアムジャンボフレット、スムースに動く2点支持型トレモロユニットなど、往年のイメージを崩さずアップデートされた現代の標準機。

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▲腰のあるハムバッキングと、太くメロウなシングルコイルの両方が楽しめ、幅広い音楽に対応。

伝統のボディに革新的機構が合体
ギブソン USA
Les Paul Traditional 2015
実勢価格:36万7200円

音が軽いとの評価を受け、ボディ内のくり抜きを止めたソリッドボディ仕様。開放弦と押弦時のトーン差を無くすゼロフレットナット採用。

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▲豊富なミッドレンジとサスティーンの粘りは、昔ながらのレスポールサウンドをそのまま継承。

メタルサウンドを象徴する新たなロックアイコン
アイバニーズ
RG2570ZA-MYM
実勢価格:14万1750円

速弾きの楽な極薄ネックでメタル系プレイヤーの支持が厚い。激しいアーミングに応えるトレモロユニットは弦が切れてもチューニングが乱れない「ZPS3」を装備。

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▲メタル向きのハイゲインタイプながら、コイルタップも含めた5ポジジョンでトーンの幅は広い。

 

<デジタル × ギターの進化形!ガジェット合体ギターにも注目!>
単体でエフェクトプレイOK!
アイバニーズ
RGKP6
実勢価格:4万9680円

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シンプル仕様のRGにディストーション回路とカオスパッドを内蔵。アンプ接続用の通常フォーンジャックの他、エフェクト音が聴けるイヤホン端子もある。

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▲コルグが開発したXYタッチパッド型のDJ向けエフェクター「カオスパッド」を搭載。ワウやフランジャーのような複数の効果を組み合わせ、指先でなぞって操作する。

<ニュータイプギター、『RGKP6』について聞いてみた>
アイバニーズの革新的な「カオスパッド」内蔵ギター。その融合はいかにして生まれたのか? プロジェクトリーダーを務めた、アイバニーズ商品企画担当・和田祥吾氏に話を聞いてみた。

【開発経緯について】
L.A.の担当が自身のギターを改造して「カオスパッド」を繋いでいたのですが、それを見たバイヤーが商品化をもちかけた事がきっかけです。2013年の11月末に話が持ち上がり、翌年1月に楽器見本市でプロトタイプが並べられ、初冬発売という短いスケジュールでの上市でした。

【埋め込まれた「カオスパッド」の使い方】
「カオスパッド」はピックアップのすぐ横にボディ表面との段差を極力小さくして埋め込んでいますので、普通に演奏をしながら、ピックを持つ右手の薬指や小指で「カオスパッド」のタッチパッドをタップしたりフリックしたりすることでシームレスにガラリと音を変えられるエフェクトが機能します。この「普通に演奏をしながら」というところが大きなポイントですね。

【従来のギターとの違い】
飛び道具的な印象があるかもしれませんが、「カオスパッド」専用の電装が搭載されている以外は通常のギターと同じです。代表的モデルである「RG」シリーズを基本にしていますので、演奏性が高く速弾きに最適ですし、「カオスパッド」のエフェクトはギターのフレーズに新しいエッセンスを与えてくれると思います。

 

文/四本淑三 撮影/江藤義典

※『デジモノステーション』2015年8月号より抜粋

関連サイト
『http://intl.fender.com』フェンダー公式サイト
『http://www2.gibson.com』ギブソン公式サイト
『http://www.ibanez.co.jp/japan/』アイバニーズ公式サイト