自由に姿を変える「レゴの義手」で子どもたちがスーパーヒーローに?

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「想像力をフル活用していこう!」

コロンビア総合リハビリテーションセンターが、レゴ・フューチャーラボと共同で作り出した子どもたちのための義肢、それが『IKO』と呼ばれるレゴ・マインドストーム互換のシステムです。最大の特徴は、なんといっても子どもたち自身が自由に義肢をカスタムできる点。

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▲レゴで義手を組み立て、マインドストームでプログラミングする。

IKO本体はソケット部、モーター部(通称「マッスル」)、そして先端の「ハンド」部から構成され、それぞれ簡単に脱着が可能。実用的なマジックハンドだけではなく、ブロックで作ったショベルやヒーローごっこのための宇宙船といったものに姿を変え、アイデア次第で可能性は無限大。もちろんレゴ・マインドストームで様々な動作をプログラミングできます。

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▲友だちと楽しく遊ぶためのおもちゃを作って装着することも。

IKOのテストに参加した子どもたちは、さっそく新たなパーツを作って自分の腕に追加していったのだそう。馴染み深いレゴの自由度が義手に与えられたことで、子どもたちは体の働きを補うだけでなく、自由な創造性を高めることができるというわけです。

デザインしたカルロスアルトゥーロ・トーレス氏によれば、「子どもたちに新しい考え方をもたらすことに焦点を当て、知性と創造性こそが人生を前進させる大きな原動力であることを示した」とのことで、IKOを通じた学習、創造的な社会経験によって子どもたちの自尊心が豊かになるとされています。

こうした取り組みのなかから、未来のスーパーヒーローが誕生するかもしれませんね。

 

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
IKO Creative Prosthetic System – by Carlos Arturo Torres / Core77 Design Awards