ビール由来のバイオ燃料で「マッドマックス」時代も安心!?

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「ヒャッハー! ビールでエンジンを回せぇーッ!」

ビアガーデンや納涼会で、とかくビール消費量が増える時期ですね。そこでビールに関するちょっとした豆知識をご紹介。ニュージーランドでは、ビールを作るときに生まれる副産物から作られたバイオ燃料『DB Export Brewtroleum』というものが販売されているのだそう。ちなみに「DB Export」とはニュージーランドの有名ビールブランド、そしてビール由来のバイオ燃料を販売しているのはGull社のガソリンスタンドです。ガソリンスタンドでビールのブランドを目にするというのは、なかなか意外な光景と言えそうです。

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▲上図の黄色い矢印がビール由来バイオ燃料の作られるプロセス。

さて、このバイオ燃料の製造工程を見てみると、まずDB社がビールの製造時に生じる廃棄物を蒸溜してエタノールを作り出します。そしてこのエタノールをGull社でさらに高純度まで加工。最終的にエタノール10対ガソリン90の比率でブレンドし、オクタン価98のバイオエタノール燃料が出来上がるというわけ。


▲「DB Export」が売れれば売れるほどバイオ燃料も生まれていく!?

バイオエタノール燃料としてはトウモロコシやサトウキビなどが一般的に知られていますが、廃棄物を利用することで食料との競合がないのは、このプロジェクトの優れた点と言えるかもしれませんね。ニュージーランドでは、『DB Export Brewtroleum』によって従来のガソリンに対して二酸化炭素を8%削減でき、輸入燃料への依存も軽減できると言われています。限られた資源をどのように活用するかは、映画「マッドマックス」の世界だけでなく現実社会の課題でもありますものね。

あ、それはそれとして、たとえクルマに入れる燃料がビール由来になっても、運転する人は絶対に飲んじゃダメですよ!

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
DB Export Brewtroleum(DB Breweries社)
http://www.dbexportbeer.co.nz/competitions/db-export-brewtroleum

DB Export Brewtroleum(Gull社)
http://gull.nz/fuel/db-export-brewtroleum/