「あなた好み」に染まりまくる自動車シートです

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あなたの自動車のシート、どのくらい調節できますか? 前後のスライド、背もたれのリクライニングは当然として、最近は高さや前後の傾きを調整できるものも多いですね。これが高級車になると、頭(ヘッドレスト)の角度や左右のサポート、背もたれの横で体幹を支えるサポートの高さや、腰(ランバーサポート)や太もも(サイサポート)、助手席などでは足を乗せるフットレストまで用意されているものもあります。

さらに高級車でも上位グレードになると、こうしたサポート類はすべて電動で調整でき、さらにキーごとに設定を覚えて、エンジンをかけると自動的に最適な設定に調整してくれるものも、10年以上前からありました。

そんな高級電動シートですが、米フォード社がその高級ブランド「リンカーン」向けに公開した電動シートのコンセプトモデルはさすがにちょっとケタ違いです。その調整項目、実になんと30種類。ちょっと例を挙げるだけでも、ヘッドレストは上下だけでなく前後にも、またサイサポートは左右別々に調整できるという念の入れよう。

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▲シートのバックレスト全体だけでなく、上下に分かれて上だけが持ち上がります。左右の体幹サポートも当然個別に動きます。

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▲サイサポートも左右別々に。ペダルを踏む右足はできるだけ休ませるように、左足はゆっくり伸ばして──と、役割に合わせてサポート具合を変えられます。

米国では1日に数百〜1000kmといった長距離を走行することも珍しくないため、車内での快適環境のためには日本人とはまた別な基準での努力が払われるお国柄ではありますが、快適性のためにここまでやるという執念には恐れ入ります。製品化の暁にはぜひ一度座ってみたいところです。

文/倉田吉昭

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