陸海空の覇者!? 国産の水陸両用飛行機、2015年にテイクオフ

digimono_sa4n300_01

ホンダジェット、MRJ(三菱リージョナルジェット)に続いて飛び立つことになるか?

官民ともに、新たな国産飛行機の話題に事欠かない状況となってきましたが、ここで新たに開発が発表されたのが、愛知県豊田市の自動車部品メーカー「サード」による4人乗り軽飛行機『SA4N-300』です。この機体で最大の特徴となるのが、地上の滑走路に加えて水上からもタキシング・離着陸が可能な「水陸両用飛行機」であるということ。

現代では水上機があまり一般的とは言えないためピンとこないかもしれませんが、ジブリ映画「紅の豚」に登場した飛行機をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。今回発表された『SA4N-300』は、滑走路と水上の両方が使えることで、よりパーソナル用途での利便性が高まると考えられますね。ちなみに航続距離は2000〜3000km程度。だいたい北海道から九州までひとっ飛びできるというイメージです。

digimono_sa4n300_02
▲模型で見る限り、水上機としては機体自体を艇体とする「飛行艇」と思われる。

いまのところ、自然吸気で300馬力のエンジンを搭載するとしており、4座席モデルに加えて2座席、6座席といったバリエーションも計画中なのだそう。このあたりの仕様は機体のネーミングにも反映されていますね。また、機体はベーシックモデルの場合FRPで作られ、プレミアムモデルではカーボン(CFRP)となり、2015年秋のエンジンテストを経て、2016年には試験飛行を行う予定。

「パーソナル・モビリティ」とは言っても、やっぱりある程度は裕福な人々に限られる乗り物ですが、災害時の助けや、観光、物流にも役立つ可能性を秘めていそう。今後の開発状況から目が離せませんね。

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
プレスリリース(PDF)
サード