絶対にパンクしない自転車タイヤ、ご存知ですか?

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自転車のタイヤって、ただ放っておいても自然に空気が抜けてしまうし、クギやガラスの破片でも踏んだら一発でパンクしちゃいますよね。自動車にはパンクしてもペシャンコにならず、ある程度走行を続けられるよう側面を硬くした「ランフラットタイヤ」などがありますが、自転車でこれをやると乗り心地が悪くなって大変です。

タイヤの空気が自然に抜けるのは、タイヤが紫外線などにさらされて劣化したり、バルブの虫ゴムが劣化する、チューブに穴が開くなどさまざまな理由があります。しかし、そもそも空気が抜けちゃうのは空気を入れるからではないか。空気が入ってなければ抜けないじゃないか……そんなコペルニクス的展開から生まれたタイヤが『Tannus』です。

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▲タイヤはスリックタイヤからママチャリにぴったりの全天候型まで5種類。わずわしい空気入れ作業に辟易している方、いかがでしょうか。

『Tannus』は特殊なポリマーでできたタイヤです。最大の特徴はチューブが中空でなく、中まで密に詰まった状態であること。空気が入っていないので、空気漏れもパンクもしようがない、というわけです。ポリマーは十分な柔軟性を持っているため、衝撃もある程度吸収し、乗り心地への影響は少ない、というわけです。

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▲ポリマーは複数の分子が鎖状に結合するため、ただのゴムに比べはるかに丈夫です。中まで肉が詰まっているのでパンクもあり得ません。

この『Tannus』、実はすでに日本にも上陸しており、先進的なサイクリストたちには進んで導入している人もいます。それによると、いくらポリマーが柔軟だとは言ってもロードバイクで使うには固く路面の衝撃を直接受けやすいこと、またタイヤが地面に食いつきすぎて漕ぐのに力が必要だということで、いわゆるママチャリには向いているものの、ロードバイク向けではない、という人が多いようです。

しかし考えてみれば、ロードバイクは走行後、タイヤを外して室内に大切に保管している人も多いですが、ママチャリはたいてい屋外に出しっぱなしです。それに多少衝撃が強くても、サドルのクッションも大きいことを考えると、ママチャリにこそ向いたタイヤなのかもしれませんね。

文/倉田吉昭

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