乾電池で鉄道車両が20km走る!?高校生がギネス記録に挑戦します

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「ギネス記録狙います!」

2015年9月3日、パナソニックは同社の乾電池「エボルタ」を使い、さまざまな様々なことにチャレンジする企画“エボルタチャレンジ”の2015年版「世界最長距離鉄道チャレンジ」を2015年11月3日に実施すると発表した。
エボルタチャレンジは、「エボルタ」の“持久力”と“パワー”の実証実験として2008年から毎年行なわれている。

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今回の「世界最長距離鉄道チャレンジ」は、単1型乾電池エボルタを動力に世界最長距離の鉄道走行に挑戦するというもの。秋田県の由利高原鉄道、鳥海山ろく線の前郷駅から矢島駅の約10kmを往復する。この、約20kmのコースを走破できれば、「乾電池で走る車両が線路上を走行した最長距離」のギネス世界記録を取得できるそうだ。

しかも、今回のチャレンジで使用する車両は、川越工業高等学校の生徒が作成するというのも大きなトピックだ。車両の設計、制作は同校電気科「電車班」に所属する13人が担当する。

川越工業高校で行なわれた記者発表会では、「電車班」の先生や生徒による車両の解説が行なわれ、また、制作途中の列車も披露されました。車両は鉄や木材で作成されており、外寸W1500×H2900×D4000mmで重量約1.1t。実際に人を乗せると約2tになるそう。

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▲こちらが制作途中の車両。実際のチャレンジまであと2カ月あるので、ここからしっかりと調整し、完成を目指すとのことだ。

ちなみに、「電車班」を指導する君島先生によれば、これまでも構内に線路を敷いて20m程度車両を走らせたことはあるが、本物の線路で約20kmもの長距離走行は初の試みになるとのこと。

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▲動力は単一形のエボルタ。この電池ボックスも生徒が制作したそうだ。

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▲ブレーキや車体フレームなどもそれぞれを担当した生徒による細かい工夫が施されているとのこと。

かなり本格的な車両になりそうですが、同校のデザイン科の生徒が担当する車両デザインもかなりいい感じ。

コンセプトは“進み続けるチカラ”。太陽をイメージした黄色と、エボルタの青を基調としている。側面に描かれた色とりどりの13個のギアは電車班13人の個性をそれぞれ表現しており、エボルタ乾電池のチカラと、川越工業高等学校みんなのチカラがギアのようにかみ合うことで、ギネス世界記録に向かって走り続けてほしい、という強い思いが込められたデザインだそうです。

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▲車両を印象付ける重要な正面は、アシンメトリーのデザインを採用。

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▲車両の模型。

なお本番は11月3日(雨天の場合は4日)だが、10月24日〜25日に開催される同校の文化祭「工業祭」で制作中の車両が一般公開される予定。ぜひともチャレンジを成功して、ギネス記録を獲得してもらいたいですね。

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▲記者発表会にはエボルタくんも応援に駆けつけた。

 

文・撮影/こばやしなおき(編集部)

関連サイト
エボルタチャレンジ紹介ページ
世界最長距離鉄道走行チャレンジ紹介ページ