太陽が高音質の鍵!?ソーラー発電でオーディオを鳴らす匠に会ってきた

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ソーラー発電を使って高音質に挑戦するオーディオの匠がいるらしい……。そんな噂を聞きつけ直にお話を聞きに行ってみた!

太陽光で高音質とは?
ソーラーパネルが発電した電気を電圧変換ユニットを介して直接オーディオ機器駆動するためのシステム。ソニーや東和電子のオーディオメーカーに長年勤めた川崎さんが、昔から温めていたアイデアをついに実用化したものだ!

 

川崎博愛さん製作のグリーンエネルギー・オーディオシステム
自作(!)の出力30Wソーラーパネルと、蓄電ユニット、電圧変換ユニットが、川崎邸のガレージ〜オーディオルームへと続き構成されている。15V前後で動作する機器を動かせる。バッテリーは7〜8時間使用可能。

【ソーラーパネル】
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▲350×450mmのサイズで思ったよりも小さかったソーラーパネル。川崎さんのお宅ではガレージの屋根に設置していた。広いスペースが不要で、軽量なため、日曜大工レベルの作業で手軽に設置でき、休日のちょっとした趣味にも合いそうだ。

【蓄電ユニット】
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▲バイク用の密閉型バッテリーを使用した蓄電器。川崎さんはバッテリー容量に合わせて自動的に充放電を行なうコントローラーを組み合わせていて、メンテナンスや難しい操作は一切無しで使えるように設計している。

【電圧変換ユニット】
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▲バッテリーの出力は12V。オーディオ機器を駆動するために必要な15
Vに昇圧する必要があるため、この変圧ユニットを設置。これを使うことで、ソーラーパネルとオーディオ機器が直結できる。

【オーディオシステム】
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▲システムはNANOCOMPOのアンプとCDプレイヤーに、ELAC『BS72』の組み合わせ。ミニマムなこの構成がソーラーパワーで動くと一体どんな音が……。

ハイコスパな名門スピーカー
ELAC
BS72
実勢価格:5万1170円

ドイツのスピーカーメーカーELACの2ウェイスピーカー。小型ながら溌剌とした音が楽しめる。ホワイトカラーは単品での販売はしておらず、オラソニックのシステムとのセット「マリアージュ」だけの特別色だ。

低消費電力で動く超小型コンビ
オラソニック
NANOCOMPO NANO-UA1a/NANO-CD1
実勢価格:7万70円/5万4860円(NANO-UA1a/NANO-CD1)

『NANO-UA1a』はDSD5.6MHzに対応するUSB DAC機能を備えたプリメインアンプ。低消費電力でも出力は26W+26Wの大パワーだ。『NANO-CD1』は据え置き型としては世界最小となるCDプレイヤー。

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▲上の写真では、後方にソーラーパワーでは現状動かせないハイエンドオーディオが写り込んでいるが、使用するこの2機は非常に小型。

 

■川崎さんに聞いてみた! なんでソーラーなんですか??

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ソーラー発電は家庭用電源とは違いDC(直流)で出力されます。オーディオ機器は実はAC(交流)電源を内部でDCに変換して動作しているので、ソーラー発電なら電圧を揃えるだけで直接オーディオ機器を駆動できるのです。これによりAC/DC変換による音質への影響がなく他の機器からの電源ノイズが入らないため、オーディオには理想的な電源なのです。省エネかつ高音質という特徴はオーディオに最適です!

 

■オーディオライター鳥居一豊が聴いたソーラーの音!
オーディオに電源が重要なことを再確認!

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NANOCOMPOと『BS72』の組み合わせは、鮮明でいきいきとした音が楽しめるシステム。それがソーラー発電システムと組み合わせることで、音の静寂感や細かい音の響きがより鮮やかに再現されました。その差は圧倒的! オーディオ機器にとっての電源の大切さが良くわかった。また個人的には、発電システムだけで5万円程度(オーディオ機器、取り付け金具等は別)と格安で済むのにも驚きました。

 

取材・文/鳥居一豊 撮影/江藤義典

※『デジモノステーション』2015年10月号より抜粋

関連サイト
BS72製品紹介ページ
NANOCOMPO製品紹介ページ