窓ガラスを太陽光パネル化して、ビル街が丸ごとメガソーラーに

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「ここに並んだ大量の高層ビルがすべてソーラー発電所として立ち上がってくる……」(孤独のグルメ風)

郊外では大規模な太陽光発電所「メガソーラー」の設置が相次いでますが、高層ビルの立ち並ぶ大都市圏を丸ごとメガソーラー化できるかもしれない新技術「Solar Window」が進行中。これはその名の通り、建物の窓ガラス表面に貼り付け可能な半透明の薄膜ソーラーパネルです。

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▲エネルギー革命的なプロダクトになるかもしれないが、今のところその全貌は謎に包まれています。

「Solar Window」のパネルは、ガラスやフレキシブルなプラスチックの表面に液体コーティングの超薄膜を形成して生成されます。このコーティング層の内部に、超小型太陽電池やフォームグループといった微細な部品が配列されて、ソーラーパネルとして機能しているのだそう。また、コーティング液は主に水素、炭素といった有機材料でできているため、製造時にも環境にやさしいとされています。

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▲ちゃんと窓の外が見えるソーラーパネルってスゴいですよね。

コストパフォーマンスにも優れているようで、この太陽光パネルをビルの窓に設置して発電を行った場合、設置にかかる投資は1年以内に回収できるとの触れ込み。従来の太陽光発電システムの投資回収には少なくとも5〜11年かかるともされており、本当なら破格の経済性ということになりそう。

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▲近い将来に実用化されるのか、続報に期待したいところです。

環境に優しく経済的と、実現すれば夢のような発電システムになること間違いなし。とはいえ、明らかになっているのは数枚の写真とグラフなどの資料のみといった状況で、実際に100%動作するプロトタイプがあるのかも不明です。環境への配慮や省エネに気を使いつつ、もうちょっと気長に待つ必要があるみたいなんですかね。

文/ワタナベダイスケ

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