新ハイレゾ機『NW-ZX100』で実感。ウォークマンさん、あなたはやっぱり別格でした

20150911_02_1

これで、外出時のハイレゾスタイルが決定しちゃうかも。

先日発表されたソニーの新ハイレゾウォークマン『NW-ZX100』(10月10日発売予定/実勢価格:7万2230円)。スペックを見る限りだと、小型化とバッテリー強化、独自OS採用が主な進化点。正直、個人的な第一印象としては「ちょっと今回は地味かも?」と思いましたが、実際にあれこれ触ってみると……さすがウォークマンさん、あなたはやっぱり別格でした。

20150911_02_2

まずボディデザインがすばらしい。シルバーの切削アルミボディはファーストモデル『ZX1』を引き継いでいるのですが、ラウンドしたサイド部分はフラッグシップ『ZX2』のそれ。サイドがラウンドしてる方が握り心地良いんですよね。吸い付くように手の平におさまる。

20150911_02_3 20150911_02_4

そんでもって独自OSを採用したことで正面部に操作ボタンが加わり、今回同じく後継機を発表した「Aシリーズ」に近いインターフェースになっています。後ろから見ると『ZX1』、横から見ると『ZX2』、正面からは「Aシリーズ」に見えるデザインは、それぞれの良いところを凝縮したまさに集大成的なもの。

20150911_02_5 20150911_02_6

握るとボディの約1/3が手からはみ出て、ちょうど良くボリュームボタンが親指に当たる。操作ボタンも1つずつのスペースがしっかり確保されてるので、歩きながらだって押し間違えません。何より気持ちいいのが重量感。『ZX1』より約6g重い程度なんですが、サイズが小さくなってる分だけ手の中での存在感がぐっと強く! 「ウォークマンだからもちろん重いのはダメ、でもただ軽いだけじゃないのだよ!」と言わんばかりの絶妙な加減です。高音質を追求してきたハイレゾモデルの、ウォークマンとして理想的な重量感がついに実現したと言ったところでしょうか。

20150911_02_7

前述の通りバッテリーは、『ZX1』のおよそ倍以上に強化されたんですが、体感としてはそのさらに倍と言っていいかと。Androidから独自OSになった事も関係しているのですが、ハイレゾ再生はとにかくバッテリーを使うことが使い勝手面での弱点だったんですが、もう大丈夫。長旅でだって安心して聴きこめますよ! あと操作性における独自OS採用は、完全に正解だと思います。DLNAを使ったホームシステム用途がなければ、音楽にすぐリーチできるこの設計が最適でしょう。

20150911_02_8

そして最後に、『ZX100』オリジナルの機能について。「ハイレゾデジタルノイズキャンセリング機能」なるノイキャンに初対応。ハイレゾとノイキャンって成立するのかい?? と半信半疑だったんですが一聴して納得。『ZX100』の音は、『ZX1』の「エッジのあるキレと鮮やかさ」はそのままに、中低域のボリューム感と全体的なクリアさも両立している印象でしたが、ノイキャンON時に驚いたのが低音の量感とクリアさに影響がほぼ感じられなかったこと。とってもナチュラルな消音なんですよね。車の通りが多い場所で聴いてみると騒音が完全に消えはしないんだけど、広い音場感や解像感などが外音に阻害されないで聴こえるというか。没入感というよりは、ハイレゾを聴くのに自然な音環境にしてくれる感じ。うまく言葉にできず歯がゆいのですが、かなり斬新な聴こえ方です。外でこんなにハイレゾ感あっていいの!? 的な。

今まで多くのハイレゾプレイヤーを聴いてきましたが、ポータブルとは言え、じっくりハイレゾを聴こうと思ったらやっぱり室内だなと思ってました。しかしこのノイキャンなら本当にハイレゾを外で聴くことがおすすめできる。理想のポータビリティもあわせて、『ZX100』こそハイレゾを外で聴く最高のプレイヤーだと確信した次第であります! これは買い!

文/玉造優也(編集部)

関連リンク
NW-ZX100