「電気刺激+運動」で身体を引き締める。『ビューティトレーニング』どうやって生まれた?

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『ビューティトレーニング』に出会ってスタートしたダイエット企画も早3カ月が過ぎました。

パナソニックが『ビューティトレーニング』で推奨する電気刺激+運動=ハイブリッドトレーニングによって、美しい身体を手に入れよう! という製品コンセプトは無視して、運動は全くと言っていいほどしなくなり、ダイエットにおいてはダメな方向に身体が向いておりますが、日課として『ビューティトレーニング』を巻くということだけは続けております。

さて、そんな頑張っている自分をアピールしていたら、『ビューティトレーニング』を生み出した商品企画、開発の方々とお話をさせていただく機会が得られたので、9月21日の製品発売を前にいろいろと話を伺ってきました。

石田 それでは『ビューティトレーニング』の製品のコンセプトや開発時のご苦労など、ワタシが3カ月『ビューティトレーニング』を使った感想も交えながらいろいろと伺っていきます。

岡澤/筏井/岡橋 よろしくお願いします。

石田 さて、そもそもなぜ女性をメインターゲットにしたEMS製品を開発しようということになったのか、その製品コンセプトから教えてください。

岡澤 ご存知の通りここ数年、美容と健康のためのランニングがブームになっています。ただ、ランニングやジョギングでは有酸素運動による脂肪の燃焼や、さまざまな体質改善の効果が得られる一方で、身体を引き締める効果、特にお腹周りの筋肉を鍛えることには大きな効果は期待できないと言われています。そこに着目したのが開発のきっかけです。

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▲パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・リビング事業部 商品企画部 エステ・レディ商品企画課の岡澤さん。

岡橋 ランニングに真剣に取り組んでいる多くの女性に聞くと、痩せるということだけでなく、引き締まった身体も求めているという声がとても多かったんですね。そういう方達は、ランニング後にハードな筋トレもされるそうなんですが、それでは時間もかかるし、筋トレは苦痛という声もありました。私たちのチームは、女性に美しくなっていただく製品を作るのが仕事なので、その声に応えたいと思って企画しました。

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▲パナソニック株式会社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 スモールアプライアンスグループ ビューティ・ヘルスケアチームの岡橋さん。

石田 なるほど。筋肉=男性という考えに陥りがちですが、ブームとニーズを捉えた製品企画だったんですね。では、“電気刺激+運動=より効果的な筋トレ”というハイブリッドトレーニングは、皆さんで考案されたものなんですか?

岡澤 いえ、ハイブリッドトレーニングは久留米大学医学部の志波直人主任教授が中心となって研究されてきた「人間の動作」と「電気刺激による筋肉の収縮」を同時に行なうトレーニング方法なんです。簡単にご説明しますと、腕を曲げるという動作をしますよね。当然ですが、ただ曲げているだけでは筋肉はなかなか付きません。でも、手にダンベルを持って曲げるとそこに負荷がかかって筋肉が鍛えられます。ハイブリッドトレーニングも同じ考え方で、ただ、EMS(Electrical Muscle Stimulation)で筋肉に刺激を与えて収縮させるだけではなく、身体の動作の中で筋肉が伸びている状態の時に、電気刺激を与えた方がより効果が望めるという理論なんです。実際に検証も行なわれていて、EMSを使っただけと、動きを取り入れながらEMSを使うのでは、やはり後者の方が効率良く筋肉がつくというデータが出ていました。

石田 重りと一緒なんですね。それはわかりやすい。

岡橋 ちなみに石田さんはどれくらいのペースで運動をされていますか?

石田 ぶっちゃけ運動はもうしてません。『ビューティトレーニング』のセンサーオフモードをずっと使わせてもらってます。結果が出ないとこの企画をやった意味が無いので、最初の方は走りましたけど10回ぐらいで止めてしまいました。だって、『ビューティトレーニング』を毎日使い続ければ結果が付いて来るのがわかったから。ちゃんと効果も実感できてたんで。

岡澤 石田さん、筋肉っていうのは負荷を与えたら休息が必要なんですよ。負荷を与え続けるんじゃなく休ませてあげることで、より効率的にトレーニングができるんです。だから『ビューティトレーニング』も毎日ではなく適度に使っていただくことをおすすめしているんですよ。

石田 でも、実際毎日使い続けていたら電気刺激のレベルもどんどん上げることができましたよ。今ではレベル50にも耐えられるようになりましたね。

岡澤 確かにセンサーオフモードでもお使いいただけますが、それでは狙いの効果が十分に得られません。せめてウォーキングやその場でのひねり運動をしながら使っていただいた方がいいかと。

石田 そこなんですが、本当に側腹筋にしか効かないんですか? 今の自分のお腹を観る限り、クビレが出てきたことに加えて、ほんのりですが縦スジも入っているんですけど? これ見てください。

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▲おもむろにシャツをめくりあげるワタシ。

筏井 電極パッドがクビレとなる部分に貼れるように設計してますが、人それぞれサイズが違うので、それなりの大きさにしてます。なので、腹直筋にも多少効果が出て来ることは考えられますね。

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▲パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・リビング事業部 ビューティ・アイロン商品部 エステ・レディ技術開発課の筏井さん。

石田 ですよね! やっぱり! 綺麗に六つに割れた腹筋って、やっぱり憧れじゃないですか。よし、これでまたモチベーションがあがったぞ!

筏井 いや、なのでそういうカッコいい腹直筋になるための運動器具ではありません。そして主がハイブリッドトレーニングであるということを忘れないでくださいね(笑)。

石田 ハイ……。ところで、この製品の開発は3年前からスタートしていたとのことですが、結構長い期間をかけて開発されていたんですね。

筏井 そうですね。パナソニックは昔から低周波治療器を販売しているので、その技術の蓄積はあったのですが、ハイブリッドトレーニングを実現させるためにいろいろな試行錯誤がありました。

石田 具体的には?

筏井 まず、痛くならないEMSとしての作り込みです。より効果的なハイブリッドトレーニングを実現するためには、強いエネルギーが必要でした。その強さは、当然低周波を強くしていけば得られるんですね。ただ、強すぎると今度は肌にピリピリとした痛みが発生してしまいます。このトレードオフの関係性をおさえるために、低周波に加え、より周波数の高い中周波を入れることにしたんです。出力を痛みが発生しないところまでに抑えながら、低周波のタイミングで中周波を入れることで、与えるエネルギーの幅を広くして効果を上げられるようにしたんです。

石田 なるほど。言われてみると『ビューティトレーニング』を使っている時、レベルを上げ過ぎて筋肉が痙攣した痛みには悶絶しましたが、ピリピリした電気的な痛みは感じませんでした。

筏井 肌に直接貼って使っていただくものですし、痛みを感じてしまうようなものをパナソニックとしてはご提供できないので、この部分はかなり時間をかけて調整しました。

石田 ほかにはどのようなご苦労が?

筏井 モーションセンサーですね。『ビューティトレーニング』のモーションセンサーは角速度(物体や質点の回転の速さを表わす物理量)を見てるんですが、走ったり、歩いたりする時、その道は坂もあれば平坦もあり、さらにはガタガタの道もあります。そういった異なる環境下でも、ノイズを計算しながら高い精度で身体の動きをセンシングして効率の良いハイブリッドトレーニングができるようにしています。

岡澤 それとモーションセンサーは骨盤の動きを見ているのですが、速く走る、ゆっくり歩くというように動く速度に合わせて、電気刺激をかけるタイミングを変えているんです。これらによって、側腹筋が伸びているタイミングに電気刺激を与えることが可能になるんです。

石田 確かに動きと電気刺激の連動性は正確でした。これはワタシが使ってる時にあみ出したことで、効果が走った時に比べてどれぐらいなのかは分からないですけど、もも上げ運動とか踏み台昇降運動とかでも、刺激はしっかり来ましたね。雨の日とか、家の中で使う時にはいいのではないかと感じました。

筏井 身体をひねる運動に対応したツイストモードもあるので、室内でもお使いいただけます。激しい動きでも外れたりせず、かつ着けた時の肌触りが良いように、ベルト部の作り、縫製を何度も繰り返し試作してこのカタチにしましたし、パッドの部分も昔のEMSのようにジェルなどを塗らなくても使えます。洗っていただく時の機械部の取り外しやすさなど、細部まで検討に検討を重ねて、煩わしさ、面倒なことを極力排して、最大限のハイブリッドトレーニング効果を出るようにしていますので、ぜひ試していただきたいですね。特に運動が習慣になっている方にはおすすめです。

石田 耳に痛いですね(苦笑)。それでは最後にメッセージを。

岡澤 『ビューティトレーニング』は、パナソニックがお仕事や家事で忙しくされている女性のために開発しました。健康的な美しさを得るために、短い時間で効率良くトレーニングするというコンセプトはしっかりと実感いただける製品になっておりますので、着けて運動すると得をする『ビューティトレーニング』にご注目ください。

石田 着けて走ると二度美味しい! ということですね。世の中の腹筋女子に負けないよう、ワタシもこのダイエット企画でラストスパートをしたいと思います。

岡橋 ちゃんと運動してくださいね(笑)

石田 ハイ……。

文/石田竜洋(編集部)

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