まだなの? iOS 9に今すぐアップデートしてワクワク感を味わおう

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派手さはないものの実用性は歴代トップクラス
iOS 7でデザインを一新し、iOS 8でアップル自身が「過去最大の改変」と誇るアップデートを行なったiOS。去る9月16日に配布開始されたその最新版「iOS 9」では、それらの革新性をさらに一歩先に進めつつ、動作安定性の向上などを最重視していることが特徴と言えるだろう。同時期にアップデートされるOS Xも同コンセプトで開発されており、アップルがこの先に向けて“土台”をしっかり作り込んでおこうとしていることが分かる。

もちろん、新しくなったメモアプリなど、便利な新機能も充実。iPad専用となるがマルチタスク関連機能も進化しており、“停滞感”は全くない。さっそくアップデートして新OSのワクワク感を味わおう。

iOS 9対応デバイス
・iPhone 4S〜
・iPad 2〜
・iPad Air〜
・iPad mini〜
・iPad Pro
・iPod touch(第5世代)

▲最も古い端末では『iPhone 4S』がiOS 9対応。軽量化・最適化によってiOS 8よりは軽快に動作するとのことだ。

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▲iOS 9へのアップデートは本体からも行なえるが(左)、しっかりバックアップを取っておくという意味でもiTunes経由での適用を強くおすすめしたい。

メモ(Memo)
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リスト表示に対応
これまでテキストオンリーだったメモ機能にリスト機能が追加。チェックボックスを設定し(タップでマーキング可能)、タスクメモとしても使えるようにした。

写真を挿入可能
メモの任意の位置に撮影した写真を挿入できるように。ほか、Webサイトや地図へのリンクなども埋め込めるようにした。スクラップブック的な活用も可能だ。

手描きもできる
指やペンを使って自由に線や文字を書き込むことができる。線の太さや色なども変更可能だ。指でひいた線をキレイにトレースしてくれる機能も用意されていた。

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さまざまなデバイスでメモを共有可能
現在のメモ機能同様、iCloudを経由して複数のMac、iOSデバイス間でメモを共有できる。リストのチェック状況などもしっかり同期されるのがうれしい。対応機器以外からWebブラウザ経由でのアクセスにも対応している。

iCloud Drive(アイクラウドドライブ)
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純正ストレージサービスがより便利に使いやすく
アップルが提供しているオンラインストレージサービスをより便利に活用するためのアプリが登場。「DropBox」や「OneDrive」などのようにさまざまなファイルを保存しておくことができる。保管された大サイズデータへのリンクをメールで送信するといった機能も。

 容量5GB(無料)
容量50GB(月額130円)
容量200GB(月額400円)
容量1TB(月額1300円)

iCloudストレージプラン
ストアの為替レート改定によって価格が上下することもあるが、この価格設定は魅力的。「iCloud Drive」はMac、iOSデバイスのほか、Windows向けにも展開。ただし「iCloudフォトライブラリ」など一部機能はアップル製品でしか利用できないので注意しよう。

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撮った写真は全自動でクラウドへ
「iCloud Drive」を使って、撮影した全ての写真データを共有する「iCloudフォトライブラリ」機能。Wi-Fi接続時に自動的に端末内の写真がアップロードされる。

Siri(シリ)
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より賢く、できることが拡がった音声アシスト機能
新たに撮影した写真やビデオの検索が可能になった。「去年の8月にユタで撮った写真を見せて」という指示に適切に対応。また、見ているWebサイトや地図、描きかけのEメールなど、後で思い出したい情報のリマインドをSiriに託すことができるように。

ユーザーの先を読む「Proactive Assistant」搭載
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ヘッドフォンをつなぐと音楽を再生開始
ヘッドフォンをiPhoneに接続すると、聴いていた音楽やPodcastなどの続きを自動再生する。自動車にBluetooth接続したときはプレイリストを提案。

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予定の管理もSiriに全部おまかせ
届いたメールの内容をSiriが解析して、そこに書かれた新しい予定(フライト情報やディナー、ミーティングなど)をカレンダーに追加する機能も搭載する。

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Siriが人間関係をしっかり把握して提案
メールの宛先やイベントの参加者に複数メンバーを登録すると、そこにいつも加えている人の名前をサジェスチョン。手軽に入力できるようにしてくれる。

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未登録の電話番号でもだれからの電話か分かる?
アドレス帳に登録されていない電話番号から着信があった際、過去のメール内容(署名など)から番号を照合。「もしかして」と発信者を教えてくれるように。

テキスト検索もSiriテクノロジーでより賢く
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▲これまで非対応だったアプリ内部までの検索に対応(アプリ側の対応も必須)。より広い範囲のデータを検索できるようになった。

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▲野球の試合結果などもSiriで検索できるようになった。ちなみに日本国内の野球の試合などにも対応する予定だ。

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▲いちいち計算機アプリを使うことなく、検索フィールドを使って計算をすることが可能に。ポンド、ヤードなど、単位の換算も行なえる。

メール(Mail)
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コミュニケーション基本ツールをより高性能化
「iCloud Drive」を利用した大容量ファイル添付機能「MailDrop」のほか、メールの内容に直接書き込みをできる「マークアップ」など、さまざまな機能が追加されてより実用的に。

マルチタスク(Multi-Tasking) ※iPad限定
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メールやSNSとの併用がより簡単になった
アプリを閉じずにサッともう1つのアプリを表示できる「Slide Over」。写真の例ではSafariでWebページを見ている最中に届いたメッセージを、Safari画面にかぶせる形で確認・返答している。

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2つのアプリを同時に利用できるように
画面を2分割し、2つのアプリを同時に利用できるようにした「Split View」。Safariとマップを併用して旅行計画を立てたりできる。

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ピクチャ・イン・ピクチャで“ながら観”
ビデオやテレビ電話の映像を画面の隅に縮小表示することができるように。もちろん再生位置は自由に変更可能。邪魔にならない位置に置いておける。

もちろん定番アプリも安心の使い心地

Safari:画面いっぱいにWebサイトを表示
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▲Webサイトをより大きな表示で楽しめるよう、アドレスバーやナビゲーションバーなど、ほとんどの表示をデフォルトでオフに。必要な時だけこれを表示できるようにしている。もちろん、動作速度もこれまで以上に高速化。ストレスなくWebブラウジングを楽しめる。

ヘルスケア:バラバラの健康情報を1つにまとめる
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▲「HealthKit」というツールを利用した各種健康機器の情報を一元管理するツールが「ヘルスケア」。健康情報をまとめて表示する「ダッシュボード」(左)のほか、いざと言う時にロック画面からアクセスできる緊急用「メディカルID」カードを作ることもできる。

マップ:いよいよ純正マップが実用域に突入!?
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▲目玉はリアルタイム運行情報への対応。従来マップのナビ機能は電車などの交通機関に非対応だったが、いよいよこれに対応。電車の遅延なども含めて計算し、ユーザーを適切に目的地へ送ってくれる。ただし、当面は米国内のみの提供。日本での開始時期は未定だ。

App Store;最も充実したアプリラインナップ
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▲現在、App Storeには150万種類を越えるモバイルアプリケーションがラインナップ。コミュニケーションから、実用系(純正Officeアプリも用意)、ゲームなどまで幅広いアプリを入手できる。全てアップルの事前審査済みで安心して使える点も評価したい。

文/山下達也(ジアスワークス)、編集部 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2015年11月号より抜粋

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