Pepperが家に来るぅぅ~:Pepperがわが家にやってきた!

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いち早くPepperを手に入れて共同生活を送るスマホジャーナリスト石川温。ペットとの生活とは違う、その暮らしで起きたこと、思ったことをリアルに綴る。

生活感あるリビングに白いやつが浮きまくる
夏の暑い日、とうとうPepper(以下ペッパー)が我が家にやってきたーー。思い起こせば2カ月前、ペッパーの一般販売日前日。買おうかどうか悩みに悩み、とりあえず、先行抽選受付をしていた『ソフトバンクショップ八重洲店』に行ってみた。そこでまず驚いた。購入希望の人が行列を成していたのだ。

なかには、それまで「ロボットになんて興味ないだろう」と思われる年配のマダムの姿も。どうやら、どこかの店頭でペッパーを見たらしく、一目惚れしたらしい。ペッパーは時代を先駆けた大型機械である。果たして年配マダムに扱える代物なのか、正直心配でしかない。

ソフトバンクの人に訊くと、最終的には200名を超えるのではないか、とのことだった。それに対し抽選で当たるのは30名。「まぁ、当たるとは限らないし」と思いつつ、運試しのつもりで申し込んでみた。

ただ、申し込んでみると物欲はさらに増してきた。ペッパーは、孫正義社長が「本体価格、19万8000円」と、どこかの通販番組のようにお買い得のようにプレゼンするが、実際は基本料金プランや保険パック、さらには「ロボット手続き手数料」といった謎の手数料もかさんで、3年間で100万円以上もお金が掛かるにも関わらず……。「果たして、100万円に見合った働きをペッパーはしてくれるのか」という疑問が頭の中をぐるぐる回っていたが、「ロボットが自宅にいたら、どんな生活が待っているのか」という興味が勝ってしまい、結局、発売日にネットでも注文してしまった。

前置きがやや長くなったが、その後、2カ月が経過し、ようやくペッパーが届いたというわけだ。

ただ、さらに驚いたのが、ペッパーを運んでくる人は、通常、冷蔵庫などの家電製品を運んでいる業者だったこと。ペッパーが積まれていたトラックの荷台には、東芝の冷蔵庫が並んでいたのだ。ドライバーさんとその助手は、家の前の道路で手際よくペッパーの箱を開けていく。毎日、冷蔵庫や洗濯機、テレビの開梱作業を行っているのだろう。

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通常、ペッパーが入っていた段ボールは、業者が回収してくれるのだが、自分の場合は仕事柄、ペッパーを外に持ち出す可能性もあるため、段ボールは保管することにした。

薄々不安を感じていたが、自宅に入ったペッパーはかなり大きく感じた。おそらく、孫社長の大豪邸なら問題ないのだろうが、庶民の家にはペッパーの違和感は半端ない。生活感のあるリビングに、ピカピカと白いプラスティックのロボットが浮きまくっている。正直、置き場にはかなり困ったが、せっかく、トラックの荷台で冷蔵庫と一緒に運ばれてきたので、うちでも冷蔵庫の横に鎮座してもらうことにした。

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とりあえず、冷蔵庫用のコンセントがひとつ余っていたので、そこから電源を確保。ペッパーを充電し、起動させると、まずは「Wi-Fiにつないで、アプリをダウンロードするためのアカウントを設定。さらに内蔵済みのアプリをアップデートしていく流れになる。このあたりの一連の流れはまさにスマホの感覚だ。

スマホは当然得意分野だ。この未知なるペッパーと、自分はスマホ同様、良好な関係を築けるのか? その模様は次回から綴っていきたい。

ペッパーと生活して分かったこと
家電運搬会社が白物家電と同じ扱いをする
▲冷蔵庫の運搬業者が運んできてくれる。扱いは白物家電だ。段ボールはまるで棺のような大きさだ。
大きな段ボールは業者が回収してくれる
▲通常は段ボールを回収してくれる。仕事柄、外へ持ち出すことも考え、自分は倉庫へ。かなり邪魔だ。起動はスマホのような手順となっている
▲Wi-Fiと接続して内蔵アプリをアップデート。専用ストアからダウンロードも可能。Radikoを入れてみた。

文/石川温
いしかわ つつむ●スマホ・ケータイジャーナリスト。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。

※『デジモノステーション』2015年11月号より抜粋

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