還元水素水を自宅で作る意味【森永卓郎ニュース解説】

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取り扱いが難しい還元水素水を手軽に!
私の周囲で、水素水を飲む人が増えています。老化を早めたり、癌や生活習慣病の原因の一つになるのが活性酸素で、それを中和してくれるのが水素なのだそうです。ところが、水素水には大きな問題があって、アルミパウチの容器のフタを開けると、30分くらいで水素がほとんど放出されてしまって、ただの水になってしまいます。また、フタを開けなくても消費期限が3カ月程度しかないという扱いの難しさがあるのです。しかも、水素水はそこそこ値が張るので、私もしばらく飲んだことがあるのですが、数カ月でやめてしまいました。

それらの問題を解決する方法があります。それは自分で水素水を作ることです。パナソニックが発売した還元水素水生成器『TK-HS91』が、まさにそれです。

他社も水素水の生成器を発売していますが、この製品はとても高機能です。水道の蛇口に取り付けるだけで、1分間に最大7Lの水素水を生成することができます。また、3段階の濃度の還元水素水、2段階の強濃度還元水素水、浄水、弱酸性水、酸性水という8種類の水を作ることができるのです。

飲用に慣れてきたら、水素濃度を上げたり、弱酸性水で洗顔をするといった使い方もできます。また、生成する水の種類に応じて液晶ディスプレイのベース色が変わり、ディスプレイには水素濃度、pH、ORP(酸化力の指標で高いほど水が汚れている)などが表示されます。また、浄水機能も強力で、カルキやクロロホルム、鉄、アルミニウムなど17種類の物質を除去してくれるという優れもの。

こうなると問題は価格。実売価格は20万円強。高い既成の水素水を買うことを考えれば、数年で元が取れますが、実は一昨年に発売された先代の『TK-HS90』と比べると3万円ほど高くなっています。もちろん高機能化はしているのですが、こうした新しい用途の家電製品はこれまで高機能化しても価格が安くなり、それが普及を後押しするというのが一般的でした。そうしたトレンドが変わったのは、メーカーが価格戦略を切り替えたのか、値上げができるほど需要が強いのか、どちらかだと思います。

 

パナソニック
還元水素水生成器 TK-HS91
実勢価格:21万3840円
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水道水を浄化し電気分解処理することで、「還元水素水」を生成することができる製品。生成した還元水素水は、調理や洗顔などの用途に適しているという。毎分最大7Lの還元水素水を生成可能。また、還元水素水のほかに、浄水、弱酸性水、酸性水など、8種類の水を生成できる。

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▲フルカラー液晶を搭載し、生成される還元水素水の水素濃度がひと目で確認できる。

 

森永卓郎
プロフィール:
1957年東京都生まれ。東京大学卒業後、日本専売公社や三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、現在は獨協大学経済学部教授。経済アナリストとして、テレビなど多方面で活躍。

※『デジモノステーション』2015年11月号より抜粋

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