これぞWindows10時代のマイクロソフトの本気、ノートPC『Surface Book』発表

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意外にも思えますが、マイクロソフト謹製ノートPCというのは初めてなんですよね!

タッチ画面&ペン操作可能なタブレットPC「Surface」シリーズを展開してきた「Windowsの総本山」マイクロソフトが、満を持しての自社ブランドノートPC『Surface Book』を発表しました。タブレットPCのハイブリッドな使い勝手はそのままに、よりPCらしいパワーを備えた新モデルとなっており、発表資料に「ラップトップを再定義する」とあるように、プロや専門的ユーザーをターゲットにした処理速度、そしてグラフィック性能が期待できそうなんです。

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▲ハードウェア的な特徴はヒンジ部分。他には見られない独特な蛇腹構造で、もちろん分離可能。

そのルックスからして歴代「Surface」とは微妙に異なっていて、目につく大きな特徴は従来のノートPCとも「Surface」とも似ていない「蛇腹状のヒンジ(Dynamic Fulcrum Hinge)」によって、ディスプレイ部とキーボード部が滑らかに接続されていること。もちろんこれまでの「Surface」と同様、取り外してタブレット的な利用が可能ですし、他社の2 in 1ノートPCのような、キーボードを内側に折り込んだタブレットスタイルにも変形できます。

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▲もうタブレットPCとは呼ばせない。キーボード部は劇的に強化されたパーツの一つ。

ちなみに「Surface」を展開する前から、マイクロ“ソフト”の名に反して(?)キーボードやマウスを始めとするハードウエア製品の出来の良さに定評があった同社だけに、この『Surface Book』も各部の作り込みがしっかりしていそうな好印象を受けますね。ノートPC化したことでキーボードがカバー兼用ではなくなり、キーの剛性感やタッチパッドの広さが増すと同時に、USBやSDカードといった各種ポート、暗所で点灯するキーボードバックライトも装備することになりました。

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▲画面の解像度がアップし、追加のグラフィックプロセッサまで用意されるビジュアル面の強化ぶり。

画面は13.5インチ(3000×2000px)に拡大され、1インチあたり267px(267dpi)の高解像度にパワーアップ。それにともなってキーボード側ハードウェアにNVIDIA製のGPU「GeForce」も搭載されるという盤石のグラフィック性能は、プロユーザーはもちろん、動画やゲームを楽しむ層にも受け入れられそうです。

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▲米マイクロソフトの製品ページより。

例によって、プロセッサやメモリ、ストレージのスペックが異なる複数グレードのモデルが用意されるようで、最小構成の1499ドル仕様では、プロセッサがインテルi5、8GBメインメモリに128GBストレージ。2699ドルの最強ランク構成でi7プロセッサに16GBメモリ、512GBストレージに加えてGPUが強化されたものになる模様。米国マイクロソフトのウェブサイトではすでに予約が始まっていて、10月26日から出荷が始まるとのこと。

残念ながら、同時に発表されたタブレットPC『Surface Pro 4』ならびに廉価版スマートフォン『Lumia 550』とともに、この『Surface Book』についても、日本での発売については現時点で明言がありません。しかしながら様々なデバイスにWindows 10導入を推進しているマイクロソフトとしては、製品ラインアップに厚みを持たせてくることは必至でしょう。今後の国内アナウンスから目が離せないところです。

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文/ワタナベダイスケ

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