地域みんなのWi-Fiで子どもを見守る『otta』ってどんな仕組みなの?

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近所のおじちゃん「あの子なら、さっきまでそこに『おった』でー」

地域のつながりが希薄になったと言われる昨今ですが、「時間や労力を取られなければ、もっと積極的に地域や子どもたちのために何かしたい」と考えている人が少なくなった……というわけではないと思うんですよね。広島や福岡ではテスト導入が始まっているという、Wi-Fiを使った子ども見守りサービス『otta』は、スマホを持っている人なら誰でも地域の「見守り人」になれるというもの。

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▲地域の人々のWi-Fiを使って、見守りネットワークを作っていくのが『otto』の仕組み。

『otta』の仕組みでは、子どもたちは専用のWi-Fi端末『otta.b』を身につけて歩くだけ。特別な操作は必要なく、近くに“見守り人”がいるときに、見守り人のスマホ経由で自動的に位置情報を送信します。子どもの保護者はこの情報を確認することで、自分の子どもがどこにいるのかを知ることができるというわけです。

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▲端末、ルーター、スマホの組み合わせ。なお、iOS及びAndroid用の見守りアプリはすでに配信中。

また、自宅に設置した子ども見守りホームWi-Fiルータ『otta』が子どもの帰宅を知らせてくれるといった機能もあるのだそう。

もちろん、見守り人が増えるほどにWi-Fiネットワークのメッシュが細くなり、位置情報の精度が上がっていきますが、より安心して使っていくためには、自治体、地域の町内会や学校のPTAなどといったコミュニティへの働きかけが重要になってきそうです。また、十分な効果を上げるにはある程度の市街地である必要もあるでしょう。

まだ課題もありそうな試みではあるものの、携帯電話キャリア各社が提供する見守りケータイとは違ったアプローチは実に興味深いところ。和製クラウドファンディング「Makuake」でも、ルーターや見守り端末を入手できる出資プランを用意、目標が少額(50万円)だったとはいえ、無事に目標金額を達成しました。これからどのように発展させていくのか、気になる国内プロジェクトのひとつです。

 

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
otta製品情報
Makuakeページ