【レビュー】室内で燻製を超手軽に作れる!『NF-RT1000』

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鶏肉や魚のグリル調理に加えて美味しい燻製作りが可能に

『NF-RT1000』は、本体内部の上下に配置したヒーターにより、魚や鶏肉などを素早く、より美味しく焼けるマルチ機能のロースター。新機能として燻製機能を搭載、付属の「くんせい容器」に燻製チップを入れることで、食材を手軽に燻すことができる。

燻製にかかる時間は食材と量によるが、長くても20分程度と短いため、手軽に燻製作りを楽しむことが可能。14層の触媒フィルターが脂や煙、ニオイの酸化、分解を促進して外部に排出するため、屋内で煙やニオイを気にすることなく、燻製作りができる。日々のグリル調理と燻製作りの両方を一台で楽しむことが可能だ。

 

基本機能をCHECK!!

日常のグリル調理用とでも大活躍
新たに切り身メニューを搭載し、マルチグリラーとしての使い勝手がアップ。切り身や干物、鶏肉などの使用頻度の高いメニューは、オートメニューを搭載しており、ワンタッチで調理できる。ワンボタンで庫内が清掃できるオートクリーン機能の搭載も便利だ。

オートメニューでワンタッチ調理
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▲本体正面の右側に操作ボタンを配置。電源ボタン、オートメニューボタンを押して、スタートするだけで6つのメニューが自動調理できる。

秋刀魚もそのまま入るたっぷり容量
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▲庫内サイズは幅328×高さ52×奥行き223mmと非常に広い。内臓の焼き網では秋刀魚なら丸ごと4匹はまとめて焼くける。水のセットも不要だ。

「くんせい容器」で手軽に燻製作りが可能
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▲本モデルから付属した「くんせい容器」と網。容器の底にチップをセットして、食材を網の上に置き、燻す仕組み。燻製調理もワンタッチだ。

 

燻製作りでも活躍する除煙脱臭性能

14層の触媒フィルターが煙やニオイをキレイにする
電源スイッチを入れて、メニューを選ぶと、本体背部に搭載された強制排気ファンが動作し、煙を触媒フィルターへと誘導する。触媒フィルターでは、煙やニオイ、そして含まれている脂などの酸化・分解を促進し、キレイにした状態で本体の外部に排出する。このため、燻製はもちろん、秋刀魚など、焼くときに多くの煙が出る魚なども、ほぼ無煙で調理することが可能。燻製作りではかかせない各チップのニオイも、調理中はほとんど感じることがなかった。

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▲加熱を始めると「くんせい容器」の熱を受けてチップから煙が発生する。「くんせい容器」から出た煙は強制排気ファンにより触媒フィルターに送られ、ニオイや煙を除去される仕組み。

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▲焼き行程において煙やニオイがほとんど出ないのはこの14層の触媒フィルターの搭載によるもの。

 

手軽に楽しめる燻製機能

アルミホイルとチップだけで室内で燻製作りが楽しめる
新機能として搭載する「くんせい」メニューでは、付属の「くんせい容器」に食材と燻製チップをセットするだけで、手軽に燻製を作ることができる。「くんせい容器」の底に燻製チップを入れる。その上にネットを置いて食材をセット。あとは「くんせい容器」をアルミホイルで密閉することで、短時間で食材を燻すことができるという仕組み。「くんせい容器」には一部に煙を逃がす穴が開いているため、適度に煙を逃がしながら効率良く食材を燻せるのだ。

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▲燻製を楽しむためにチップを用意しよう。基本は桜だが、リンゴやナラ、ヒッコリーなども風味が個性的で面白い。

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▲燻製用のチップを「くんせい容器」の底にいれて、食材を網の上にセット。アルミホイルで覆って焼き網の上に置く。

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▲食材によるが15〜20分ほど燻したら、立派な燻製メニューの完成。適度に色と香りがつく。

 

使い倒しインプレッション

晩酌のおつまみに燻製を楽しみたい

マルチグリラーは元々、フィッシュロースターとして製品化された調理家電。その後、魚以外に肉類などを含めてさまざまな食材を焼けるように機能を拡大したのがマルチグリラーだ。通常、グリルといえばガスコンロに装備されていることが多い。しかし、マルチグリラーは火を使わない安全性と、オートメニューによる簡単さ、そして秋刀魚など脂の多い魚も、煙を出すことなく焼けることをメリットとして普及してきた。そして今回、さらなる新機能として搭載したのが「くんせい」機能だ。

すでにマルチグリラーとしての機能は成熟の域に達しており、文句を付けるところはほとんどない。前モデルまで「切り身/干物」が同一メニューだったが、今回、それぞれが別メニューになったことで、日常的な使い勝手はさらに向上。焼く頻度の高い切り身もよりふっくらと焼けるようになっている。

そして注目なのが新搭載の「くんせい」機能だ。搭載しているのは高温・短時間で燻す「熱くん」という燻製用法。短時間で燻製できるのがメリットだ。

作り方は非常に簡単だった。付属の「くんせい容器」にチップを10gほど入れて、網を乗せ、網の上に食材を配置し、アルミホイルで覆うだけ。食材によっては網にもアルミホイルを敷いたり、巻き付ける必要があった。このアルミホイルの取り付けが若干手間ではあるが、燻製自体は10〜20分でできるなど非常に手軽。夕食中などに燻製作りをしておけば、ごはんの後、ゆっくりとお酒を飲む時に、燻製をおつまみとして楽しむことができる。

最近ではカレーに燻製した玉子や鶏肉などをトッピングするなど、食事として燻製を楽しむのも流行っており、家庭でそうした楽しみ方ができそう。また、「くんせい容器」にセットするアルミホイルは、脂分や水分がたっぷりでる食材でなければ、ある程度、使い回しもできるため、2、3品の燻製なら気軽に作ることができる。

これまでマルチグリラーは、オーブンレンジやガスコンロのグリルなど、機能が重なる家電が多く、なかなか買い足しにくい製品だったといえる。しかし、この「くんせい」機能によりそんな問題はなくなった。日々の食事にはグリルとして利用し、さらに燻製も作れる。1台2役でフルに活躍できるのだ。

 

実食CHECK!!

ちくわの燻製
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▲さくらチップをいれて15分ほど燻したちくわ。水分が抜けて少し乾燥しているのがわかる。ほのかなくんせい香が楽しめた。

鶏の手羽先の燻製
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▲オートメニューの鶏肉弱で焼いたあとでヒッコリーで燻した手羽先。濃厚なくんせい香が食欲を刺激してくれる。

うずらの玉子の燻製
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▲水煮のうずらの玉子を3%程度の塩水に漬けておいたあと、桜チップでくんせいに。おつまみに最適だ。

ホタテの燻製
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▲今回は刺身用の生のホタテをくんせいに。リンゴチップを利用したが、干し貝柱に近い濃厚な味わいと歯ごたえが楽しめた。

 

結論

魚焼きと燻製の両方を楽しみたい方に
マルチグリラーとしても家庭用の燻製器としても実用性は非常に高い。特に煙やニオイがほとんどないため、室内で燻製が作れることが非常に有効だ。日常的には魚や鶏肉などのグリル調理ができるのも、非常に使い勝手がいい。置き場所の確保という問題はあるが、燻製機能を追加したことで、より多目的で活躍できるだろう。

 

パナソニック
スモーク&ロースター けむらん亭 NF-RT1000
実勢価格:3万2180円
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SPEC
サイズ:W450×H185×D335mm 質量:5.4kg 消費電力:1300W 自動メニュー:生・姿焼き、切り身、干物、つけ焼き、鶏肉、焼きいも タイマー:1〜30分 焼き加減調整:強・中・弱(自動メニュー時)

 

文/コヤマタカヒロ 撮影/大久保恵造

※『デジモノステーション』2015年11月号より抜粋

関連サイト
NF-RT1000製品情報