撃墜しない、だが墜とす!“対ドローン・ライフル”が未来の武器すぎて震える

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銃器とハッキング、なんだかリアル攻殻機動隊の世界が到来しちゃいました……!

幅広い先端技術研究で知られる、アメリカの「バテル記念研究所」が、なんとドローンを生け捕りにするためのライフル銃『Battelle’s DroneDefender』を開発、デモンストレーション動画と合わせて発表しました。ライフルとはいっても、弾丸を発射するわけでもなければ、投網でドローンを捕獲する機材でもありません。ドローンを遠隔操作するための電波をジャックしてコントロールを奪うことができるハイテク・ウェポンなのです。

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▲アサルトライフルのような見た目だが、実は電波を操る電子戦兵器。

さしずめ「アンチ・ドローン・ライフル(対ドローン・ライフル)」といった風情の『DroneDefender』、詳細な仕組みこそ明らかにされていませんが、ノコギリザメを思わせる独特のデザインが特徴的。有効射程距離は約400m、銃を向けた方向の前方30度のコーン状範囲内に対して効果を発揮するとされ、動画によると銃口の向きでドローンを誘導し、不時着させることもできる模様です。

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▲照準に捉えたドローンのコントロールを乗っ取り、不時着させることもできてしまう。

情報戦においては、不審なドローンを破壊せず生け捕りにできるメリットは絶大ですし、もちろん場合によってはその場で破壊することも可能。しかも散弾などでの攻撃とは違い、周辺に被害を与える懸念もありません。また個人が携行でき、わずか0.1秒で起動してドローンを狙えるという点でも優れています。

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▲銃器サイズで持ち運べ、不審なドローンを発見したら即座に対応できる機動性が特徴。

バテル記念研究所ではこの対ドローン・ライフルの用途として「アメリカの海外拠点や大使館、ホワイトハウスから、史跡や刑務所そして学校までに害を及ぼすドローンから我々を保護する」としており、近年になって急速に増加したドローンをめぐる問題の解決策の一つとして注目を集めそうです。

日本でもドローンをめぐるトラブルを耳にすることが多くなっていますし、こうした対ドローン装備が、近いうちに国内でも導入されるようになるのかもしれません。

 

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
バテル記念研究所プレスリリース