意外な死角って? 目の不自由な人に向けたウェアラブル超音波センサー

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なかなか気がつかない、日常の“不便なところ”にフォーカスしてくれます。

カナダのオンタリオ州発の視覚障害者用ウェアラブルデバイス『BuzzClip』は、盲導犬や白い杖にとって「死角」だった、腰から上の高さにある障害物を検知する超音波センサーです。

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▲足元だけでなく、腰より上の範囲の障害物への対応が必要だったのですね。

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▲ダイヤルをひねるだけでセンサー有効距離を調節できます。

ネーミングにもある通り、使用時はクリップ状になった本体を衣類などに留めます。歩行中にセンサーが一定の距離内に入ったモノを検出すると、音や振動で伝えてくれるというわけ。ちなみに障害物が近くなるほど振動が強くなりますよ。センサーが反応する範囲は1mと2mという2つのモードが設定でき、切り替えはダイヤルをひねるだけとシンプル操作なのも、使う人のことをよく考えています。

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▲バッテリーライフはおよそ10時間。ただ、microUSBって時々どっち向きかわからなくなるのがネックですよね。

本体は内蔵バッテリーによって10時間以上動作するとされていて、充電にはmicroUSB端子を用いるとのこと。こうしたところに今後は無接点給電のような技術が使われていくと、よりユーザーフレンドリーになっていくようにも思いました。

さて、今はまだ「Indiegogo」で資金調達中の『BuzzClip』プロジェクト。まだ目標金額を達成してはいないものの、うまくいけば2016年4月にはユーザーの手元に届くようになるのだそう。

この『BuzzClip』だけで目の不自由な人たちを完全にサポートできるわけではありませんが、盲導犬や杖、その他の補助と併用することで、より安全な活動の助けとなってくれるでしょう。でも基本的に困っている人を見かけたら、周囲の私たちも「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけられるようにしていきたいものですね。

 

文/ワタナベダイスケ

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