【レビュー】“全録じゃないのに6チューナー内蔵”が新しい!『ディーガ DMR-BRG2010』

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▲パナソニック『ディーガ DMR-BRG2010』

地上・BS・110度CSチューナーを6基と2TB HDDを搭載したBDレコーダー。いわゆる“全自動”(全録)モデルではなく、通常の録画予約スタイルで最大6番組の同時録画が可能。家族が複数人数でフルに使っても、それぞれが観たい番組を余さず録画予約できるようにした。最大15倍の長時間録画にも対応するのも特長だ。

またネットワーク関連の機能も充実しており、新たに定額制動画配信サービス「Netflix」の視聴に対応。BDレコーダーとして異色とも言えるハイレゾ音源保存・再生機能は、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」からの自動ダウンロード機能にも対応している。

■基本性能をチェック

全録モデルでおなじみの「新着番組」機能に対応
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大量の録画番組からジャンル、キーワードごとの新着番組をピックアップする全録機のUIを本製品でも採用。簡易的なフォルダ感覚で使える。

リモート視聴機能は番組表での録画予約にも対応
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リモート視聴に対応するスマホ用アプリ「Media Access」の新機能として、番組表形式の録画予約機能を採用。外出先からでも快適に予約できる。

■予約重複も余裕の6番組同時録画!

6つものチューナーを内蔵し、同時間帯の番組を6つまで同時録画可能。長時間モードの録画も行なえる(6番組同時録画時はDRで録画後にAVC変換される)。これなら家族で使っていても録りたい番組が重なる心配はほとんどないだろう。また、最大6チャンネル×1日最大8時間までの「時間指定チャンネル録画」も可能。テレビをよく見る時間帯を設定すれば、予約不要で主要チャンネルの放送を楽しめる。

6チューナーの余裕で主要な全国ネット局もカバーできる
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▲地デジならば同時間帯の録画予約がフルに重なってもOK。長時間録画やBS・110度CSの録画も含め予約時の制限はほとんどない。

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▲6系統のチューナーは「視聴・録画用」と「録画専用」の各3系統に分かれているため、フル活用する際は注意したい。

限定的ながら全録機能も搭載! 「時間指定チャンネル録画」
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▲1日あたり最大8時間までという制限付きだが全録もできる。余っているチューナーでプライムタイムや深夜帯などを全録できるのは便利。

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▲視聴・録画用の3チューナーと録画専用の3チューナーを使い最大6chの全録が可能に。録画モードは「DR」固定となるため、番組の保管期間はかなり短めとなる。

■新番組の録り逃し防止機能が追加に

録画予約や番組再生が手軽に行なえる新機能も搭載。「見たいところ再生」では、「ミモーラ」から提供される番組シーン情報を利用し、録画番組の本編だけを自動で連続再生できる。また、番組表を表示するとその日の新番組をポップアップ表示でお知らせする機能も搭載。ドラマやアニメの新番組を忘れずに録画予約できて便利だ。

「見たいところ再生」と「新番組おしらせ」
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▲録画一覧画面で「見たいところ再生」を選ぶと、番組の中で再生したい部分を選択できる。CMカット以外にも細かい使い分けが可能。

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▲番組表を表示すると、その日の新番組をポップアップ表示で知らせてくれるようになった。新番組の録り逃し防止に役立つ便利機能だ。

■使い勝手Check!

新番組の通知は使い方に合わせて選べる
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番組表での新番組のポップアップ機能は、初期設定の常時表示だと、番組改編期はたびたび通知が出てわずらわしい。これは設定により、「新たに加わった番組だけを通知」または「新番組を通知しない」設定が選べる。自分の使い方に合わせて、ここから使いやすいものに切り替えるといいだろう。

4K動画の保存ではBDへの番組保存も可能に!
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4K動画の取り込み・保存機能が強化され、BDへの保存が可能に。容量の大きな4K動画を書き出せるのでHDD容量の節約にもなる。書き出したBDは同時期に発売した新「ディーガ」でのみ再生可能というのが少々不便だが、4K撮影動画を家族や友人に配れるようになるのは大きい。

■使い倒しインプレッション

6番組同時録画以外にも機能は大幅進化!
薄型で奥行きも短いコンパクトなボディで6つものチューナーを内蔵していることがまず驚きだ。たくさん番組を録りたいが、複数のレコーダーを置くスペースがないという人にはうれしいだろう。6番組の同時録画も、同時操作の制限はほとんどなく、BD再生やダビング、リモート視聴などを同時に行なうことができたのは立派だ。また、番組表の表示など操作感がもたつくようなこともなかった。

ただし、6つのチューナーは視聴・録画用×3、録画専用×3に分かれており、“視聴している番組を録画する”という普通の使い方ができるのは3つまで。録画専用チューナーは番組表からの予約でしか録画が行なえない。6つの同時録画時も視聴できるのは視聴/録画用3つの番組だけなので、少し注意が必要だ。追いかけ再生ならばどの番組も再生できるので、6番組同時録画中は追いかけ再生を併用するといいだろう。

便利だと感じたのは、新機能の一つ「新番組おしらせ」機能。ちょうど10月の番組改編期ということもあって、新番組のリストにたっぷりと番組が表示された。放送種別やジャンルによる絞り込みもできるので、ドラマやアニメなどの新番組をチェックするのも簡単。もちろん、録画予約もそのまま行なえる。番組表でもその日の新番組をポップアップで表示でき、楽しみにしていた新番組をうっかり録り逃す心配がないのはうれしい。また、もう一つの新機能 「見たいところ再生」は、CMを飛ばす操作なしで手軽に本編のみ再生できるのが便利だった。

ネットワーク関連機能の充実も大きなポイントで、定額制動画配信サービスの「Netflix」にも新たに対応。5.1ch音声の再生もできるので、ホームシアターと組み合わせて使っている人にもありがたい。リモート視聴では、スマホで途中まで見ていた番組をレコーダーで継続視聴できるスワイプ/シェア機能に加え、番組表形式の録画予約にも対応。外出先からの録画予約がしやすくなったのはありがたい。

このほか、4K動画やハイレゾ音源の保存/再生が可能など多彩なメディアが扱えるのも「ディーガ」ならでは。4K動画は新たにBDへの書き出しにも対応するなど機能性、使い勝手が進歩しており、その充実度は極めて高いと言える。

■DMR-BRG2010を使い倒してわかったこと

多録派はもちろん、家族利用にも最適!
複数のレコーダーを併用して多くの番組を録画している多録派のユーザーもいるが、コンパクトなボディ1台でそれを実現できるのは省スペース性の点で大いに有効。また、家族が複数人数で使っている場合でも、録りたい番組が重複する心配がほぼなくなるのは安心。動作制限がほとんどなく、6番組同時録画を十分に使い倒せるのも立派だ。

(スペック)
サイズ:W430×H44.5×D179mm(突起部含まず)
重量:2.5kg
チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×6
内蔵HDD:2TB
録画時間:約180時間(BSデジタル/DRモード)〜約2700時間(15倍モード
記録可能メディア:BD-R(4層対応)/RE(3層対応)、DVD-R(2層対応)/-RW/-RAM
出力端子:HDMI×1、光デジタル音声
入力端子:コンポジットビデオ、アナログ2ch音声、i.LINK端子(4ピン)TS入力
その他端子:USB3.0×1、USB2.0×1、LAN端子

 

文/鳥居一豊 撮影/篠田麦也

※『デジモノステーション』2015年12月号より抜粋

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