選ばれたアドベンチャラーのために。スント社製スマートウォッチ

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仮にスマートウォッチじゃなかったとしても、欲しくなる腕時計です。

Apple Watchに触発されて(?)、伝統的な時計業界から新興のIT産業まで様々な業種が参入し出したスマートウォッチ市場ですが、時計そのものに高度な機能を持たせるものと、スマートフォンとの連携程度に抑えたものに二分されているようです。そんな中、本格的スポーツウォッチの老舗、フィンランドのスントからも、世界を股にかけるトラベラー向けの新しいスマートウォッチが登場しました。

奥チベットの未踏霊峰であるカイラス山の名を冠する『Suunto Kailash』は、同社のフラッグシップとなるモデルです。ボディはシンプルながらスントらしいデザインで、ベゼルはグレード5の高純度チタン、盤面を覆うレンズはサファイアガラス、ケースはグラスファイバー強化複合素材で強度は十分。バンドは耐水・耐食性に優れ、強度も高いシリコン製です。本体は10気圧・100m防水を実現しており、そこらの日常防水程度のスマートウォッチとは次元が違います

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▲ベゼルカラーはカッパー、スレート、カーボン、シルバーの4色から選べます。イメージカラーでもあるカッパーが渋い!

GPS/高度計/気圧計を内蔵し、現在位置を記録するだけでなく、現在地から割り出される高度、日の出・日の入りの時刻、自動的に現地時間に調整される時計機能を提供します。

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▲これらの情報はアニメーション付きの「Adventure Timeline」で表示されます。

本体右上に設けられた「7R」ボタンを押すと、『Suunto Kailash』が収集した訪問国や訪問都市、フライト回数、移動距離、自宅や特定の場所までの距離といった情報を確認できる「7Rログブック」機能を搭載。さらにスマートフォン(現時点ではiPhoneのみ)とはBluetooth LEで接続し、iPhone側への着信、メッセージ、プッシュ通知を時計の盤面で確認可能です。

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▲本機の特徴でもある「7R」ボタンは盤面レンズと同じくサファイアガラス製です。

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▲iPhone用の「7R App」で旅の履歴をグラフィカルに確認できます。

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▲ブラックアルマイト製のケースには専用のUSBケーブルが付属。ケース単体で小物入れにも使えそうです。

価格は13万円と、スマートウォッチとしては高級な部類に入りますが、ロレックスやオメガといった高級腕時計との競合も視野に入れたモデルと聞けば納得です。

なお、先ほどから何度か現れている「7R」という単語ですが、これは「DRD4−7R」と言うドーパミン受容体のことで、これを持つ人は好奇心が旺盛で一カ所に止まっておられず、別名「旅人の遺伝子」と言われているのだとか(ちなみに長生きに関係する遺伝子とも言われています)。4〜5人に1人はこの遺伝子を持つそうですが、選ばれた20%を自認する方には是非『Suunto Kailash』を腕に巻いていただきたいところです。

 

文/倉田吉昭

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