発売目前の『Amazon Fire TV』を体験! どっちのモデルが買いか確認してきました

_G9C8577

これでますますテレビの前から離れられない……

Amazonのプライム会員(年会費3900円)を対象にした動画見放題サービス「Amazonプライム・ビデオ」が、9月にスタートしました。そして10月28日、このサービスをテレビの大画面で楽しむための『Amazon Fire TV』と『Fire TV Stick』が発売されます! 「Amazonプライム・ビデオ」の他にも「Netflix」「Hulu」にも対応し、『Fire TV Stick』では5000円を切る価格が魅力的。

Amazon_Fire_TV  Amazon_Fire_TV_Stick_w Voice_Search
▲『Amazon Fire TV』(1万2980円)、『Fire TV Stick』(スタンダードリモコン付属版:4980円、音声認識対応リモコン付属版:6480円)

これは早く試してみたい! というわけで、アマゾンジャパンに行ってきました。

_G9C8642
▲ハロウィン仕様のアマゾンジャパン。遊び心あふれるオフィスでした。

まずは上位機種の『Amazon Fire TV』(1万2980円)です。テレビのそばに置いても邪魔にならない、手のひらほどのサイズ感。ACアダプターで電源を取り、HDMIケーブルでテレビと接続します。内臓ストレージは8GB、さらにmicro SDカード対応なのでゲームやアプリをガンガン保存できそうです。リモコンは単4電池2本で駆動しますが、これが軽い! でも、操作感が頼りないってことはなく、ボタンの押し心地もしっかりしてます。

_G9C8610
▲本体は115mm×115mm×17.8mmのコンパクトサイズ。リモコンも軽量で使いやすい。

_G9C8616
▲電源とHDMIのほか、イーサネット端子、microSDカードスロット、USBポートを搭載。

続いて、『Fire TV Stick』。スティック型で、本体をテレビのHDMI端子に挿すだけでOKという手軽さがうれしいですね。スティック側面には端子があり、そこに電源ケーブルを挿すようになっています。これだけ小さいのにストレージは8GB。リモコンは『Amazon Fire TV』と同じタイプです。さらに、別売のゲームコントローラー(5980円)も同日発売。Bluetooth接続なので他メーカーのコントローラーも使えそうなのですが、動作保証はできないとのこと。純正品なら音声検索もできますよ。

_G9C8587
▲『Fire TV Stick』は小型のスティックタイプ。ゲームをしっかり遊ぶ人向けに、ゲームコントローラーも。

『Fire TV Stick』は、音声認識リモコン付きモデル(6480円)と音声認識非対応のリモコンが付いたモデル(4980円)の2バージョンが用意されています。なお、後者を選んでも、スマホやタブレットに「Fire TVリモコンアプリ」をインストールすれば音声検索が可能です。

_G9C8599
▲左がスタンダードリモコン、右が音声認識対応リモコン。上部のマイクボタンを押すと音声検索ができます。

OSはAndroidがベース。各種アプリをダウンロードすることで、動画見放題サービス、YouTube、ゲーム、クラウドにアップした写真などが楽しめます。「Amazonビデオ」のUIは、タテにカーソルを動かしてカテゴリを選び、ヨコで作品を選ぶオーソドックスなつくりです。プライム会員なら、「プライム・ビデオ」内の動画がすべて見放題。カテゴリも細かく分かれていて、新しく追加された映画・ドラマが最上段に表示されたり、Amazonオリジナル作品が一覧できたり、わかりやすさは◎。気になる動画をウォッチリストに追加しておけば、自分だけのライブラリが作れます。

150929_Blast_Screenshot

驚いたのはその操作感。並んだサムネイルから動画を選ぶ時って動作がモッサリしがちですが、これはサクサク快適! ストレスはまったく感じません。動画再生時のレスポンスも良好。読み込み中のアイコンがぐるぐる回るばかりでなかなか始まらない……ということはありませんでした。アマゾンの広報担当者によれば、これまでに視聴した動画から次に観そうな動画を予測し、あらかじめ準備する機能が搭載されているとのこと。使うほどに快適性が増しそうです。ちなみに、これまでの視聴傾向と全然違う動画を再生しても、待ち時間は10秒に満たない程度。通信環境にもよりますが、今回はほとんど気になりませんでした。早送り/早戻しボタンを軽く押すと10秒スキップ、長押しで高速スキップが可能。こちらも読み込み時間が短く、文句なしの快適さでした。

_G9C8578
▲カテゴリーを選んで、観たい動画を選択。今すぐ観ないものはウォッチリストで管理できます。

音声認識も試してみました。音声検索できるコンテンツは、「Amazonビデオ」のみ(「Netflix」や「Hulu」などサービスを横断して検索することはできないようです)。認識には若干時間がかかることもありましたが、まずまずのレスポンス。認識の精度も十分です。

_G9C8617
▲リモコン上部のマイクボタンを押せば、簡単に音声検索できます。

では、改めて『Amazon Fire TV』と『Fire TV Stick』の2機種を比べてみましょう。どちらも、「Amazonビデオ」「Netflix」「Hulu」などの動画見放題サービスやゲームアプリを楽しめる点は同じ。違いは以下の通りです。

【1】マシンパワーに違いアリ
『Amazon Fire TV』はクアッドコア、『Fire TV Stick』はデュアルコアプロセッサ搭載なので、マシンパワーに差があります。中でも違いが出るのはゲームアプリ。コンシューマばりのハイスペックなゲームは『Amazon Fire TV』でしか動作しません。その他の基本動作に差はなし。サクサク快適な操作は『Fire TV Stick』でも十分味わえます。

【2】『Amazon Fire TV』は4K画質対応、ドルビーデジタルプラス搭載
画質、音質の付加機能では『Amazon Fire TV』がリード。4Kテレビを持っている人、4K画質対応の「Netflix」プレミアムプランに加入している人は、こちらがおすすめ。

【3】『Amazon Fire TV』はmicroSDカード対応
ストレージは両モデルとも8GB。『Amazon Fire TV』はmicroSDカードにも対応しているので、容量を気にせずアプリをダウンロードできる。ゲームをガッツリ遊びたい人はこちらをどうぞ。

ちなみに『Fire TV Stick』は、『Chromecast』と形状や価格が近いですが仕組みはまったく違います。
(視聴時にスマホやタブレットが必要な『Chromecast』に対し、『Fire TV Stick』は本体とリモコンのみで動作します)

今回の体験を踏まえたおすすめは、音声認識リモコン付きの『Fire TV Stick』。リッチなゲームはプレイできないかもしれませんが、動画見放題サービスをとりあえずテレビで楽しむという用途なら十分なスペックでしょう。リモコンで手軽に音声検索ができること、音声認識対応リモコン付きでも6480円という低価格も魅力。他社の製品と比べても総合的に満足度の高いデバイスです。

文/野本由起 撮影/樋口涼

関連サイト
Amazon Fire TV 商品情報ページ
Fire TV Stick 商品情報ページ
Amazon Fire TV ゲームコントローラー 商品情報ページ