話題のシネマ規格「ドルビーアトモス」、重要なのはA&Vアンプのチャンネル数

ホームシアターの大革命と言えるドルビーアトモスの魅力は、高さを伴う立体的な音場空間と、スピーカーからではなく、空間のあらゆる場所から現われる音の緻密な再現だ。これは今までのサラウンド音場とリアルさにおいて一線を画すもの。

もちろん、そのためにはまず対応のA&Vアンプを手に入れることが必要だ。対応モデルも各社から登場してきているが、ポイントはパワーアンプのチャンネル数だ。

ドルビーアトモスはサラウンドの新しい概念である「レンダリング」技術を採用するため、設置するスピーカーの数が多いほど再現される音場の緻密さが向上する。そうなると、スピーカーを駆動するパワーアンプの数は多いほど有利。その点で、11chアンプを内蔵するオンキヨー『TX-NR3030』は大きなアドバンテージを持つ。

しかも、ハイエンドモデルにふさわしく、音質も徹底追求されている。左右独立構成やアナログ部/デジタル部の電源の独立、徹底したノイズや振動への対策など、その作りはピュアオーディオ機器に迫る内容を持つ。

これによって、音場空間のリアリティに加えて、音質的な質の高さも兼ね備えたサラウンドが味わえる。一度買うとなかなか買い換えないA&Vアンプだからこそ、チャンネル数や音質にはこだわりたい。

天井スピーカー設置に抵抗感を感じる人も、「ドルビーアトモスイネーブルドスピーカー」があるので安心だ。ドルビーアトモスの真価を存分に味わうためにも、まずはA&Vアンプで背伸びをしてみよう。

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オンキヨー『TX-NR3030』(実勢価格=32万4000円)
最大7.1.4chでのドルビーアトモスによる再生だけでなく、従来のコンテンツも最大7.1.4chにアップミックスできる技術、ドルビーサラウンドにも対応している。ネットワーク経由によるDSD5.6MHzのネイティブ再生など高音質機能を豊富に備える。

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▲合計7基搭載した192kHz/32bitDACは、バーブラウン社製を採用。5.1chディファレンシャル動作に対応。

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▲パワーアンプ部は左右対称のレイアウトとするのを始め、基板を底板に固定しないフローティングマウントを採用し、不要な信号の干渉や振動の低減を追求。