トラックの陰から来る対向車もキャッチ! 新型クラウンの「つながる」機能を体感

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道路とクルマや、クルマ同士が通信でつながるんです。

このほど発表されたトヨタの新型「クラウン」に搭載されているのが、「ITS connect」と呼ばれる「つながる」機能

例えば、交差点を右折しようとした時、対向車線にトラックがいて向こうから来るクルマが見えない時がありますよね? そんな時に、交差点に設置されたセンサーで対向車や歩行者の存在をキャッチして、通信で知らせてくれる機能なんです。

少しわかりにくい? ではこちらの動画をどうぞ。

クルマから見えない対向車や歩行者を道路側のセンサーで捉え、その情報をクルマに送信、メーター画面の表示とブザー音で知らせてくれています。

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▲バスの陰で見えない対向車がある場合、こんな表示と警告音で知らせてくれます。

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▲こんな感じでバスの陰からクルマが来ていても見えませんよね? それを道路側のセンサーで捉えて警告してくれます。

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▲「ITS connect」機能のイメージ。道路側の装置で対向車や歩行者を捉え、その情報をクルマと共有することで事故を防止します。

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▲道路側にクルマや歩行者を感知する装置と無線機が設置されている交差点で利用できます。

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▲そのほかにも、前方の信号の存在を通知してくれたり、赤信号時に待ち時間を教えてくれたりもします。

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▲「ITS connect」対応のクルマ同士で通信し、より速く正確に、前方のクルマの動きに合わせて車間を保つクルーズコントロール機能も利用可能です。

さて今回、その先進的な機能を体験する機会を得たので早速その様子をリポート。まずは少々分かりにくいのですが、こちらのムービーもご覧ください。

道路側に装置が設けられている交差点で、右折を試みています。対向車線の右折レーンには大型トレーラーが停車しており、向こうから来るクルマが見えない状態。停止した状態から、少しブレーキを緩めて動こうとすると「ピーピー」というブザー音とともに、メーターパネルの中央に黄色い「右折注意」の表示が出て、どうやら対向車が来ている様子だとわかります。

1台見送って再びブレーキを緩めると、また警告音と表示──。対向車線は死角になって全く見えませんが、進もうとすると警告が現れるので、クルマが来ていることがわかります。

何度かブレーキを緩める操作を繰り返し、警告が出なくなったところで恐る恐る右折してみると、確かに対向車は来ていませんでした。

今回の体験した交差点のように、見通しの悪い場所では見えない対向車の存在を知らせてくれる「ITS connect」の存在は非常に心強いでしょう。右折した先の横断歩道を歩行者が渡っている場面にも遭遇しましたが、その際もきちんと知らせてくれました。

こうした装置が設置されている交差点は、全国で20カ所。今年度内には50カ所に増える予定だそうですが、むしろ大きめの交差点には全て設置してほしい機能だと感じます。

ちなみに「ITS connect」に対応した新型「クラウン」の「アスリート」シリーズは388万円~、「ロイヤル」シリーズが373万円~、「マジェスタ」シリーズが633万円~。そのほかトヨタでは、年内に「ITS connect」に対応したクルマをあと2車種発売予定だそうですよ。

 

文/増谷茂樹

関連サイト
ITS Connect推進協議会
クラウン ロイヤル製品情報
クラウン アスリート製品情報
クラウン マジェスタ製品情報