重要なシーンだけを賢く抜き出すドライブレコーダー『Waylens』

スマホの汎用ドライブレコーダーとはレベルが違いますよ。

カーナビが普及して、次に来るのはドライブレコーダーと言われています。運転中の状況を録画して保存し、万が一の事故などの際には録画された映像が証拠になるわけです。目撃者がなく揉めていた事故の交渉がドライブレコーダーの映像がきっかけで逆転した例はたくさんありますし、ちょっと変わったところでは、隕石の落下や航空機の事故といった決定的瞬間がドライブレコーダーに記録されていて、YouTubeで記録的な視聴数を集めた、なんてこともありました。

最近はスマホをドライブレコーダー代わりにする人も増えていますが、やはり専用製品のほうが機能も豊富で、なにより普段の利用に影響を与えずに済みます。そんなわけで、インテリジェントな次世代ドライブレコーダーの資金調達が「Kickstarter」で行われております。

このドライブレコーダーWaylens』は、カメラ・ディスプレイ一体型。ちょっとユニークな円錐型で、自動車にはフロントガラスやダッシュボードへ、吸盤式のマウントで固定します。あとはスイッチをオンにするだけ。

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▲カラーバリエーションは3色。デザインもなかなか秀逸です。

この『Waylens』が、スマートフォンをレコーダー代わりにするのと大きく違う点は2つ。1つは、自動車の内部情報を取得できる「ODB-II」ポートに接続して、リアルタイムに車両情報を取得できる点。ODB-IIポートに専用のアダプターを接続するだけで、あとは無線でレコーダーに情報が伝達されます。ODB−IIポート経由なので、車速などの情報を正確に取得でき、動画オーバーレイするかたちで記録できます。

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▲ODB-IIコネクターに専用のアダプターを装着するだけ。ワンタッチで数秒で装着できます。このほか、ハンドルに装着するリモコンも付属します。

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▲『Waylens』本体背面のディスプレイに車両の情報を表示して、追加メーター代わりにもできます。

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▲車速や回転数をオーバーレイで記録。もちろん記録しないことも可能です。

もう1つは、インテリジェントなシーン抽出機能とストレージ管理機能を持つ点。『Waylens』は録画する際に、「短期記憶」「中期記憶」「長期記憶」と分けて、ストレージとなるmicroSDカードのうち、半分を短期記憶用に使用します。この中から急ブレーキや急ハンドルなど、「あれ、いつもと違うぞ」というシーンを抜き出し、その前後をサーチ用のインデックスに加工してくれるので、あとで動画をチェックする際に有効です。

容量が半分に達すると、インデックス化されたシーンだけを中期記憶として保存し、残りは上書きしていきます。中期記憶は約1カ月程度保存され、上書きされていきます。ユーザーが任意に指定したシーンのみ、自動では削除されない長期記憶として保存されるのです。

細かい設定や動画の管理はスマートフォン経由で行うなど、今時のガジェットらしくスマホとの連動もバッチリ。「Kickstarter」での人気も上々で、すでに予定額の8倍以上の額を調達済み。日本での販売も楽しみな一台になってきました。発売は来年6月、気になる価格は299ドルの予定です。

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▲スマホアプリで動画を管理。選択した動画をSNSに公開するなどの機能も充実しています。

 

文/倉田吉昭

関連サイト
Waylens製品情報
Kickstarterページ