光ディスクはオワコンじゃねえ! 理科大の2TB、北大の500TBで夢が広がりんぐ

すーんごい大容量化で、光ディスクの復権なるか?

近頃ではモバイルPCをはじめ、CDやDVD、ブルーレイといった光ディスクを読み書きするドライブを持たないモデルも珍しくはなくなりましたね。こうした背景には、音楽や映画といったコンテンツをネット経由でも楽しめるようになったという時代性があるのでしょう。

しかしながら、さらに大容量化した次世代の光ディスクを生み出す試みも進められていて、最近では東京理科大学がブルーレイディスク(1層25GB)の40倍ほどにも相当する2TB容量のホログラム多重記録が可能なメモリー技術を開発したとして、話題となりました。

この技術では従来ディスクやテープなどの平面的に記録していたデータが、3次元的に多重記録できるようになり、大容量化に加えてドライブ装置の光学系やメカ機構を簡略化できるのだそう。開発した山本教授は2020年東京オリンピックでの映像アーカイブに使ってもらいたいとして、3年後の製品化を目指しています。意外と早く我々の前にも現れるかもしれませんね。

digimono_opticaldisk01
▲北海道大学「Holograhpic Data Storage」の超多値変調技術。

その一方、北海道大学ではさらに大容量な500TBの光ディスクメモリに向けた技術開発が進められているのだそう。こちらも3次元ホログラム記録技術を使っていて、その理論限界値に一気に近づくべく、変調やノイズ除去、「参照光不要型ホログラム光メモリ」という3つの新技術を提供するとしています。

digimono_opticaldisk02
▲産学官連携での受賞歴も。

特に企業などでは、大きなデータのアーカイブやバックアップに大容量の記録メディアの需要はまだまだ高まりそう。一般家庭でも将来的にはより高画質・高音質な映像や音楽のメディアとして、こうした次世代メディアが使われるようになるのかもしれません。ひょっとすると近い未来に、かつての「VHS対ベータ」「Blu-Ray対HD-DVD」のような規格競争がまた勃発することだってあるかも……?

 

文/ワタナベダイスケ

関連サイト
東京理科大「本学教員らが開発したホログラムメモリー技術について新聞各紙が紹介」
北海道大学「Holograhpic Data Storage」