待ってました!シリーズ最大12.9型の『iPad Pro』が本日発売

iPadが5年の時を経てペンとキーボードに回帰

これまでも幾度となく噂されていた大型iPad。その度に「そんな大艦巨砲主義的なものはアップルらしくない」と一笑に付されてきた(そして実際に登場しなかった)が、いよいよそれが現実に。では、その製品は“アップルらしくない”ものだったか?

答は断じて否。その根拠となるのは、大画面の理由となるペンとキーボードの存在。前者は紙の延長としての大画面を、後者はモバイルPCとしての大画面を求め、その巨きな画面に明確な意義を与える。

ペンもキーボードもどちらも初代『iPad』登場時に否定されたものだったが、約5年が経過し、それは再び意味あるものへ。そこに矛盾はない。触れば、分かるはずだ。

 

その進化、ただ巨きいだけではない。
アップル
iPad Pro
11月11日発売
[32GB/Wi-Fiモデル]Apple Store価格:9万4800円(税別)
[128GB/Wi-Fiモデル]Apple Store価格:調査時価格未定
[128GB/Wi-Fi+Cellularモデル]Apple Store価格:12万8800円(税別)

20151110_001_002

最高速A9Xプロセッサ搭載
20151110_001_003
▲最新世代プロセッサ「A9X」搭載や、シリーズ最大となる4GBメモリ搭載などにより圧倒的パフォーマンスを実現。

サイズ以外のスタイルは同等
20151110_001_004
▲デザインの意匠やボタン配置などは基本的に従来モデルを踏襲。カラーバリエーションもこれまで通りの3色だ。

画期的な4スピーカー内蔵
20151110_001_005
▲四隅に高性能スピーカーを配置。画面の向きに応じて動作するユニットが切り替わりステレオ音場を維持する。

そのほかのiPadと違いをチェック!
20151110_001_006

 

待望のペン&キーボード登場。これがアップル流だ。

従来とは別次元のデジタルペン
アップル
Apple Pencil
11月11日発売
Apple Store価格:1万1800円(税別)

20151110_001_007

『iPad Pro』専用に開発されたデジタルペン。書き味にとことんこだわっており、遅延やズレはほとんどなし。限りなく紙に近い感覚で画面に絵や文字を書(描)ける。メモやメールなどの純正アプリのほか、サードパーティ製の対応アプリでも利用可能だ。

20151110_001_008
▲従来のiPad向けタッチペンと異なり、尖った尖端部。思い通りの位置にシャープな線を引くことができる。

20151110_001_009
▲ペンの末端部のキャップを取り外すとLightning端子が露出。『iPad Pro』のコネクタに装着することで充電できる。

20151110_001_010
▲プロのアーティストが作品作りに利用できるほどの品質。ペン先には圧力センサーが内蔵されており、力のいれ具合で線の太さや濃さを直観的にコントロールできる。

20151110_001_011
▲ペンを傾けることで(内蔵傾斜センサーで正確に検出)、実際の鉛筆などと同様、濃淡を付けることが可能だ。

20151110_001_012
▲ペンを持っていない方の手で2本指タッチするとデジタル定規が登場。まっすぐな線を引くこともできる。

 

押し心地にもこだわったキーボード付きカバー
アップル
Smart Keyboard
11月11日発売
Apple Store価格:1万9800円(税別)

20151110_001_013

iPadの定番アクセサリー『Smart Cover』に、シート状キーボードを加えた『iPad Pro』専用周辺機器。これまでも似たような製品は存在したが、アップルは独自の改良で押し心地や接続性などを改善。ノートPC顔負けの利用感を実現してきた。

20151110_001_014
▲12.9型という大画面をいかし、デスクトップPC向けキーボードと同じフルサイズを実現。慣れればもちろんタッチタイピングも可能だ。

20151110_001_015
▲耐久性に優れるポリウレタンと、柔らかなマイクロファイバーを組みあわせたカバーパネル。スタンド形状時にもほとんどたわまない。

20151110_001_016
▲表面をファブリック素材で覆ったキートップはわずか4mmの薄さながら、しっかりした打鍵感を確保。長時間タイプしても疲れない。

20151110_001_017
▲『iPad Pro』との接続は専用コネクタを利用。電源供給をそこから受けるほか、Bluetoothのようなペアリングも不要で、即使える。

20151110_001_018
▲キーボード利用時は画面に大きめの傾斜が付くため、ノートPCとほぼ同感覚で入力できる。

 

【編集部がTouch & Impression】
iPadは新たなステージへ
これまでのアップル製品は、キーボードを中心に操作し、より込み入ったことのできるMacBookと、タッチ操作で手軽にさまざまなことができるiPadという棲み分けができていたのですが、今回の『iPad Pro』でその境界が突破されました。ただちにノートPCがなくなるということはないのでしょうが、デスクトップPCからノートPCへとシフトしてった家庭内デバイスがタブレットに移行する、その大きな一歩となるのかもと思わされてしまうほどの高完成度でした。『iPad Pro』購入時は必ず、このキーボードと驚きのペンを同時購入しましょう。

20151110_001_019
▲700g以上の重量級ボディだが、本体サイズが大きいこともあり、手に取ったときの印象は、むしろ軽いと感じるほど。

20151110_001_020
▲画面を2分割しても、1つあたりの表示サイズは『iPad Air 2』とほぼ同等。新しいマルチタスク機能を最も快適に使える。

 

文/山下達也(ジアスワークス)

※『デジモノステーション』2015年11月号より抜粋

関連サイト
iPad Pro製品情報ページ