日本、ついに月や火星の無人探査へ!? 内閣府が“宇宙基本計画”を発表

「ウサギちゃんもかぐや姫も、もう少しだけそこ(月)で待っててくれよな!」

内閣府は、日本のこれからの宇宙開発の基礎となる計画書『宇宙基本計画を発表、合わせてパブリックコメントの募集を開始しました。

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▲「宇宙政策 – 内閣府」より。

その内容はISSなどでの国際協調、新たな人工衛星とその応用、新型基幹ロケット(H3)を含む宇宙輸送システムなど多岐にわたりますが、ここで注目したいのが太陽系探査科学分野についての目標として「月や火星等を含む重力天体への無人機の着陸及び探査活動」という記述があること。同時発表された「宇宙基本計画工程表」にも、2019年度から2022年度に『小型月着陸実証機』の記載があります。

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▲宇宙基本計画工程表より。

ええっ、結構近い未来のお話じゃないですか! 日本の無人月面着陸が成功すればソ連、米国、中国に続き、宇宙開発への大きな一歩を踏み出すことになります。東京オリンピックの前後にはビッグイベントが多すぎて目が回ってしまいそう。

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さて、ここで取り上げられている月面探査機計画と目されているのが、JAXAのSLIM (Smart Lander for Investigating Moon) というプロジェクト。従来よりもはるかに高精度な着陸技術の実証を目指して、現在開発が進行中です。また、軽量な月惑星探査機システムであるSLIMが実用化できれば、より高頻度に月や惑星の探査ができるようになると期待されているのです。

宇宙基本計画の正式決定は国民からのパブリックコメントを受けてのことになりますが、日本の宇宙開発が着実に進んでいることを示すニュースと言えそうですね。

 
 
文/ワタナベダイスケ

関連サイト
宇宙政策 – 内閣府