“操る楽しみ”を凝縮!ヤマハ「MT-25/03」の試乗でもうメロメロ

リラックスして楽しめる「大都会のチーター」

近年、人気の高まっているのが、250ccクラスのバイク。比較的軽量な車体と扱いやすいパワーで、気軽に“バイクを操る楽しみ”を味わえるのが人気の理由だ。また、車検の必要がなく、維持費が安いのも気軽さの一要素となっている。

そんなクラスにまた魅力的な車種が導入された。それがヤマハの『MT-25』。『MT-03』はその排気量を拡大したモデルだ。先に発売され、このクラスとしては高い動力性能で人気の『YZF-R25』『YZF-R3』をベースに、カウルを取り去ったスタイルとしている。

デザインのルーツは同じくヤマハがリリースする「MT」シリーズ。排気量850ccの『MT-09』、700ccの『MT-07』という高い人気を誇る上位モデルのイメージを上手く継承している。

同クラスの中では高い動力性能を持ち、上体の起きたアップライトなポジションは、開発時のキーワードである「大都会のチーター」のイメージ通り街を軽快に駆け抜けるのに最適なパッケージング。あとは排気量をどちらを選ぶかだが、どちらを選んでも街中で“操る楽しみ”を味わえることは間違いない。

■MT-03(右製品)
価格:55万6200円

『MT-25』と共通の車体に『YZF-R3』のエンジンを搭載。サイズや車重は全て『MT-25』と共通で、カラーも同一のため外観上の違いはロゴマークとタイヤ、ヒールガードのホールの有無くらいしかない。

サイズ:W745×H1035×L2090mm
重量:165kg
エンジン:直列2気筒水冷4ストローク
乗車定員:2名
排気量:320cc
最大出力:31kW(42ps)
最大トルク:50Nm

■MT-25(左製品)
価格:52万3800円

先行して発売された『YZF-R25』と共通のエンジンと車体を採用。変更点はデザインとライディングポジションだが、全く異なるイメージに仕上がっているのは、「MT」シリーズのイメージを上手く取り入れているためだ。

サイズ:W745×H1035×L2090mm
重量:165kg
エンジン:直列2気筒水冷4ストローク
乗車定員:2名
排気量:250cc
最大出力:27kW(36ps)
最大トルク:23Nm

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MT-25との違いはエンジンだけ

兄弟車『MT-25』との違いはエンジンの排気量。『MT- 03』は排気量が320ccで車検が必要な車両区分となる。パワーが向上したことにより、装着されるタイヤも高いスピードレンジに対応したものとされている。

■共通機能

MTシリーズの精悍なイメージを継承

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▲迫力ある精悍な顔つきは「MT」シリーズに共通する特長。ライトの上には2本のLEDラインが入る。

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▲シャープで軽快さを演出するテールライト周りのデザインも「MT」シリーズに共通するものだ。

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▲複雑な造形を描くタンクは、実はタンクではなくカバー。インナータンク式として自由度を高めた。

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▲タンクの両サイドに備されたエアインテークもシャープなイメージを作るのに一役買っている。ここから取り入れた空気がエンジンへ。

YZF-R25/R3譲りの高い動力性能
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▲シングルタイプのディスクブレーキとフロントフォークは『R25』と同様のもの。

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▲エンジンも『R25』譲りで、このクラスとしては高い動力性能を持っている。

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▲ショートタイプのマフラーを採用。リアもディスクブレーキを採用する。

街乗りに適したアップライトな乗車姿勢
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▲ハンドルは『R25』よりも高く、ライダーに近い位置に来る形状のものが採用される。

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▲状態が起きて視界が広いライディングポジションは街中などでの乗りやすさに貢献する。

文/増谷茂樹 撮影/松川忍

※『デジモノステーション』2015年12月号より抜粋

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MT-03/MT-25製品情報