全長18ナノメートル! たった1つの分子で作られた“世界最小の潜水艇”

SF映画『ミクロの決死圏』までもが現実のものになるなんて!

テキサス州ヒューストンのライス大学は、244個の原子で構成された単一分子による『世界最小の潜水艇』を作り上げたと発表しました。その全長はわずか18nm(ナノメートル)、ミクロ化した人間が乗り込むための準備はまだですが、ちゃんと水中を航行できることは実証済みなのだそう。

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▲肉眼では見えないサイズのマシーンなので、「これが潜水艇です」って説明するの難しいですよね。

この潜水艇は紫外線で動くモーターを持ち、これが100万RPMに達したときの最高速度は毎秒1インチ(25.4mm)近くにもなるのだといいます。今ひとつスゴさが伝わりにくいのですが、これってナノレベルの世界においては猛烈なスピードで動けるということなんですよ。


▲大宇宙から極小のナノ世界まで、人類の知らない世界はまだまだ沢山あります。

まだこの潜水艇を任意の方向に動かすといった操縦はできない段階ながら、ジャームズ・ツアー氏が率いるライス大学の同ラボでは分子レベルの機械について豊富な知見とノウハウを持っているとされ、今後の発展にはかなり期待できそうな予感。『ミクロの決死圏』で描かれた体内に入り込んで行う治療や、『キン肉マン』作中、ウォーズマンの体内で繰り広げられた黄金のマスク争奪戦みたいなことも、こうしたナノ潜水艇が実現するのかもしれませんね。

 

文/ワタナベダイスケ

関連サイト

ライス大学によるレポート