これからの“音”はどうなるの?各社の解答が新製品に!【ヤマハの場合】

ボーナス商戦に向けてオーディオ市場に投入される製品は、ただメーカーに注力されただけでなく、「今後の音はどうなるか?」という市場が孕んだ問いへの答えを託されている。

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たった1本で最新鋭リアルサラウンドを体現!ヤマハのニューYSP

昨年幕を開けたサラウンド規格「ドルビーアトモス」。音の移動感で空間を表現するシアター体験は別次元だが、ホーム環境ではスピーカーの高所設置など導入ハードルの高さも別格。今年参入の「DTS:X」も同じ課題を持つ。
しかし、ヤマハの新サウンドバー『YSP-5600』はそんな常識を打ち破る、世界初の一本。ワンボディでアトモス、DTS:Xを再現する革命的なモデルなのだ。実際にアトモスのBDデモを体験したが、頭上で鳴り響く雷鳴の遠さなど、複数のスピーカー設置でしか描けない世界を体感。ワンボディが本格シアターを超える、久方ぶりのシアター革命の到来を感じさせる。

ドルビーアトモス & DTS:Xに対応した世界初のサウンドバー

ヤマハ
YSP-5600
実勢価格:18万9000円

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実に、6年ぶりに刷新されたYSPシリーズのトップ、「5000」番台。リビングに最上級のサラウンドを届け続けてきたラインだが、本機は前代未聞のドルビーアトモス&DTS:Xに対応した。ワンボディで本格サラウンドを届けるコンセプトは勿論、Wi-Fiによるネットワーク再生、Bluetoothによるスマホ連携など現行の必須機能もマーク。HDMI端子も4K/60p対応を備える。

SPEC
ドルビーアトモス DTS:X HDCP2.2 MusicCast サイズ:W1100×H212×D93mm HDMI:入力4/出力1 Wi-Fi:対応 Bluetooth:対応

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▲左右のビームスピーカーは、垂直方向にまで配置されている。アトモスとDTS:Xから演算された高さ情報を天井に音を反射させることで実現。

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▲φ110mmウーファーが2基、φ40mm水平照射のビームスピーカーが3列・32基、左右6基ずつの垂直ビームスピーカーはφ28mmを採用している。音の広がり、高音域から低音域までの帯域表現、そして高さまでも表現しきる。

YSP-5600についての考察

リビングの最小スペースで最大の音場表現を提案する
本機が新サラウンドを実現した要因は、もちろんヤマハの伝統技術「デジタル・サウンド・プロジェクター」だ。ワンボディに中央32個、左右12個と合計44個のアレイスピーカーによる音の壁反射でサラウンドを生成。左右のアレイスピーカーは、トップスピーカーとして機能する。今後はさらにコンパクトなモデルすら生み出せそうな、技術力の高まりを感じる。

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ドルビーアトモス、DTS:Xとは?
空間情報を含めて記録する新規格
昨年より相次いで発表された、ふたつの音響規格が持つ、最大の特徴は「オブジェクトベース」と呼ばれる音の記録方式。音自体を、位置情報を持った“オブジェクト”として、高さを含めた3D空間情報と共に記録する。劇場では観客席上は天井スピーカーを配置し、頭上からも音の鳴る3D音響を再現するのだ。
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文/折原一也、高橋敦、武者良太 撮影/江藤義典、松浦文生

※『デジモノステーション』2015年12月号より抜粋

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