これからの“音”はどうなるの?各社の答えが新製品に!【パナソニックの場合】

ボーナス商戦に向けてオーディオ市場に投入される製品は、ただメーカーに注力されただけでなく、「今後の音はどうなるか?」という市場が孕んだ問いへの答えを託されている。

【関連記事】
これからの“音”はどうなるの?パイオニア&オンキヨーの場合
これからの“音”はどうなるの?ソニーの場合
これからの“音”はどうなるの?オーディオテクニカの場合
これからの“音”はどうなるの?ヤマハの場合

ラインナップ拡充で普及を目指すTechnicsのコンパクトモデル群

Technicsは60〜90年代の間、DJ用ターンテーブルの他にも、日本を代表するハイファイオーディオ機器を多くリリースしていた。2014年に復活、2015年に新たな製品群をリリースしたが、フォーカスはハイエンドオーディオに合わせている。フラッグシップの「R1」シリーズはセット価格で400万円弱。ミドルレンジのC700シリーズは合わせて45万円強。

ここに加わるのが「C500」シリーズだ。アンプ・プレイヤーと一体型のユニットにスピーカーセットのオールインワンシステムで、新Technicsの普及を狙う。またポータブルオーディオにも果敢にチャレンジする姿勢だ。

手が届きやすくなったオールインワンかつコンパクトなプレミアムクラス

パナソニック
Technics OTTAVA SC-C500
実勢価格:21万6000円 2016年1月発売

20151120_Technics_001

アンプ一体型のCDプレイヤーと思ったら大間違い。USB機器やネットワークオーディオ再生、AirPlay、Bluetoothによるワイヤレスオーディオも受け止められる。すべての音楽メディアが集約されるコアとなるセンターユニットに、バイアンプ駆動のスピーカーが組み合わさるミニコンポだ。

SPEC
CDステレオシステム 2ウェイ5スピーカーシステム PCM 最大192kHz/32bit DSD 最大5.6MHz/1bit 再生周波数帯域40〜100000Hz サイズ:W360×H91×D248.5mm/W110×H277×D110mm(センターユニット部/スピーカー部) 入出力端子:USB×2、光デジタル×1、LAN×1、ヘッドホン端子×1 Wi-Fi:対応 Bluetooth:対応

SC-C500についての考察

誰もがカジュアルに楽しめる新たなTechnicsサウンド
価格はセットで20万円弱。超高級機を投入したTechnicsとしてはローエンドとなるが、大本であるパナソニックが得意としているデジタルアンプ技術が用いられており、音像はシャープ。ガラスを手でスライドさせてCDをセットする一連のプロセスも楽しい。

20151120_Technics_002
▲センターユニット幅は360mmで、従来のモデルと比べてもコンパクトにまとまっている。

 

超高域100kHz再生も実現したデュアルドライバーヘッドホン

パナソニック
Technics EAH-T700
実勢価格:9万7200円 2016年1月発売

20151120_Technics_003

φ50mmドライバーとφ14mmスーパーツィーターの2ウェイ構造を用いたヘッドホン。ドライバーユニットは制震素材でマウントし、アルミのハウジングに不要振動を伝えずクリアなサウンドを実現。古くから定位にこだわってきたパナソニックらしく、各ユニットの接地角度が絶妙で音の繋がりも自然だ。

SPEC
φ50mmダイナミックドライバー+φ14mmスーパーツィーター 3〜100000Hz

20151120_Technics_004
▲φ14mmスーパーツィーターは、外耳道の壁部分に音を当てるような角度で、φ50mmドライバーと隣接して取り付けられている。

20151120_Technics_005
▲高剛性なアルミニウム材を使ったハウジング。マットカラーで染められ重厚さを漂わす外観からも、音質追求の姿勢が見てとれる。

EAH-T700についての考察

広大な音場をもたらすモデル
一瞬開放型かと思ったほど、自然で広いサウンドステージを持つ。ホームオーディオを推進するブランドらしく、音のリアリティを追求しながらも聴き心地の良いサウンドを狙ったものと思われる。

20151120_Technics_006

 

文/折原一也、高橋敦、武者良太 撮影/江藤義典、松浦文生

※『デジモノステーション』2015年12月号より抜粋

関連サイト

Technics OTTAVA SC-C500製品情報ページ
Technics EAH-T700製品情報ページ