超簡単・正確な“レーザー距離計”が目指す未来【文具王のデジタル文具ラボ】

今回紹介するのはボッシュのレーザー距離計『PLR 15』。先端からレーザーを対象に放射して、反射してきた位相を読み取ることで対象までの距離を算出してくれます。アナログな巻尺と違って長い距離を測るのも簡単だし、精度も高い。いま、建築系の人たちは、ほぼレーザータイプを使ってるんじゃないでしょうか。

デジタルで計測する価値

ボッシュ
PLR 15
実勢価格:6330円

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▲先端から放射されるレーザーを対象に当てることで距離が測れる世界最小級のレーザー距離計。最大15m計測可能。

ところで、距離や重さなどの計測機械って、基本的に測って出た数字を利用するためには人間が数字を目視で読み取って、それを図面に記入したりコンピュータに入力する必要があったわけです。せっかくデジタルで測定した精度の高い数字データなのに、人間がアナログに読み取っていては意味がないですよね。無駄な二度手間をしてるわけですから。それは勿体ないです。

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▲操作はスライドスイッチを引いてボタンを押すだけ。レーザーが照射された場所までの距離が瞬時に測れる。

そのような現状を考えると今後、『PLR 15』のようなデジタルの計測器は間違いなく、人間を介さずに直接コンピュータにデータを取り込み、利用できる方向で進化すると思います。

部屋の中央にレーザー距離計を置いてスイッチを押すと、部屋内の全ての寸法を測ってくれて、そのデータがそのままコンピュータに転送される。で、計測した数字を使って自動的に、空間の間取り図が精密に生成されるというのはどうでしょう。例えば、引っ越しの時にでも精密な間取り図があると、家具の配置を考えるのに便利になるはずです。

さらにパワーアップして、全天周型カメラと連動させるのも面白いですね。撮影された360度の画像と計測した寸法を統合して、簡単に3Dのバーチャルな室内モデルが作れるんですよ。これだと、模様替えや壁紙の貼り替えなんかも結果がイメージしやすくていいと思います。

【文具王の研究結果】

計測値をダイレクトに活用する

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▲デジタルで計測するメリットは他にもあります。計測値はCADソフトなどに直接取り込むこともできるとグッド。その数値を使って自動的に図を生成してくれるとか、便利じゃないかな。

■文具王■
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高畑正幸/テレビ東京系『TVチャンピオン』全国文房具通選手権で3連覇を達成。デジタルグッズは新製品ハードからコアなガジェットまでいじり倒したいこだわり派。

 

文/きだてたく イラスト/文具王 撮影/増原秀樹

※『デジモノステーション』2015年12月号より抜粋

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