卵を割らずに持つロボットアーム。えっ、リッツも大丈夫!?【動画】

バリバリって割れると思いきや、なんて繊細なタッチなのでしょう。

ロサンゼルスに本社を置くロボット企業『SynTouch』による、義手向けロボットアームの手先が器用すぎて驚きです。同社の『BioTac統合システム』は、手に持った物体の「変形」「振動」「温度」を検知する3感覚モダリティを提供するセンサーを備えていて、既存のロボットアームの指先を置き換えることによって、繊細な動作を可能にするとされています。

このシステムの指先には液体が充填されていて、センサーなどのデリケートな部品を保護しつつ、実際の指に非常によく似た機能を備えているとのこと。機械的に指先の役割をするのみならず、内蔵された電子的なアダプタ・ボードが、アーム本体を介してコンピュータに触覚データを送信してくれるのです。

jaco02
▲卵を持ち上げたり、

jaco03
▲空気でパンパンの風船をつかんだり、

jaco04
▲やわらかいスポンジをつぶさずに保持したりもできます。

「卵を割らずにつかみ上げる」というのはロボットの世界ではかなり前に実現されていた技術ではありますが、BioTacでは空気の詰まったゴム風船や、やわらかいスポンジ、はたまた世界で愛されるクラッカー、ナビスコのリッツにいたるまで、実にいろいろなモノをつかんでいます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

交換可能な表面の「肌」も用意されているようですし、日常生活にもより自然に溶け込めるように改良が進んでいくことでしょう。このまま進化すれば、ヌルヌルしたドジョウを捕まえたり、適度な力加減でおにぎりやお寿司を握ったりできる日も遠くないかもしれません。

 

文/ワタナベダイスケ

関連ページ

SynTouch社の製品ページ