冬ボーナスで買うべき逸品は……?ズバリ、西田宗千佳が教えます

新しい“体験”や“感動”を与えてくれるものを選べ

今年の冬ボーナスで何か良いもの、生活を豊かにしてくれるものを買いたいと考えた時、まずおすすめしたいのが最新世代のWindows 10 PC。ここ数年、PCの商品訴求力がやや弱くなっていたのですが、この秋になってそれが明確に改善されてきています。中でもペン入力対応モデルは『Surface Pro 4』(マイクロソフト)を筆頭に、『DynaPad N72』(東芝)や『XPS 12』(デル)など、魅力的な選択肢が多数登場しています。

これらの製品に共通する特長は、ノートPCとして普通に使えた上で、ペンでいろいろなことができること。テキストだけでは表現しきれないものがあり、それを解決するツールとしてこれ以上のものはありません。何も絵を描けと言っているのではなく、PDFに注釈を付けるとか、ちょっとしたことに使う程度で充分に便利。実はこのペン入力こそが、今後のPC活用のあるべき姿の1つなのではないかと考えています。

正直、これまでのペン入力対応PCは高価なわりに使い勝手が悪かったのですが、最新世代モデルは書き心地も応答性も全てが劇的に改善しました。少なくとも付いていて困るものではありませんから、PC買い換えの際にはぜひこういった製品を試してみてほしいですね。

【ペン入力対応 Windows 10 PC】

マイクロソフト
Surface Pro 4
実勢価格:13万4780円〜

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東芝
DynaPad N72
実勢価格:14万180円

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デル
XPS 12
近日発売予定

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そして、去年くらいからずっと言っていますが、4Kテレビも買い時です。40型クラスの製品なら安いものでは10万円台で入手可能になっており、もはや“高値の花”ではありません。肝心のコンテンツも「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」などのおかげで身近になってきました。

しかし、これから何が重要になっていくのかを考えると、もう「4K」だけでは物足りない。これからは「色」の表現力がより重要視されるようになっていくでしょう。そして、それを実現してくれるのが「HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)」対応の4Kテレビ。まだまだ聞き慣れない言葉ですが、HDR対応テレビでは、色とかきらめきの再現性が大きく変わります。実はこれまでのテレビでは夏の眩しさなんかは“それっぽく”しか表現できていなかったんです。それがHDR対応テレビなら再現できる。もちろんコンテンツ側の対応も必要になるのですが、来年初頭に出始めて、来年後半が本番。遠い未来の話では全くないので、今テレビを買い換えるのであれば押さえておくべきですね。東芝『REGZA Z20X』のように、HDR非対応の既存コンテンツをHDRにアップコンバートしてくれる最新テレビなら、今すぐその感動を味わうことができおすすめです。

このクラスの製品は安いものでも30万円以上(50V型以上の場合)するのですが、今やテレビは以前と異なり「一家に一台」の時代に。リビングに最高の1台を置くという意味でも、投資する価値はあると思います。寝室のセカンドテレビなどを置き換えてしまったタブレットや大画面スマホなどとは次元の違う大サイズや高画質でお気に入りのコンテンツを楽しんでください。

【HDR対応 4Kテレビ】

東芝
REGZA 50Z20X
実勢価格:39万9460円

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あと、PCやテレビほど一般的なものではないのですが、個人的に今、推したいのが耳の型を取って自分専用のイヤフォンを作ってもらう「カスタムイヤフォン(カスタムIEM)」。いよいよ、その時代がやってきたかもしれないな、と。耳型を取ると聞くと超絶マニア向けのものと思われがちですが、以前と比べてだいぶお手頃になってきたこともあり、そこまで非現実的なものではなくなってきています。安いものでは耳型採取費用(5000円程度〜)も合わせて5万円を切る製品も出てきているんですよ。

近年の競争激化もあって、高級イヤフォンはその音質の差が徐々に分かりにくいレベルにまで達し始めています。そう考えた時、今後は耳の中の体験、触感について考えるべきなのではないか、と。また、作るまでの体験を楽しむという、カスタムモデルならではの喜びもあります。もちろん流行りの「ハイレゾ」オーディオとの相性もばっちりです。

【カスタムイヤフォン】

ウェストーン
WST-S10
実勢価格:3万4000円

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ソニーエンジニアリング
Just ear XJE-MH1
実勢価格:32万4000円

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2016年の購入に向け、今から貯蓄しておきたい! 西田が推す次なる逸品

最新テレビのポテンシャルを引き出せる「Ultra HD Blu-rayプレイヤー」
来年は、4K+HDR映像の収録に対応した「Ultra HD Blu-ray」再生機に要注目。ディスクメディアならではのネット配信では到底不可能な高画質は一見の価値あり、です。先日、やっと対応一号機がでたばかりですが、来年はハード、ソフトともに熟れた市場になり、より買いやすくなるはずです。

パナソニック
ディーガ DMR-UBZ1
実勢価格:42万9840円

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Ultra HD Blu-ray再生(世界初対応)だけでなく、極上の音質などにもこだわったこだわりのAVファン向けのハイエンド“BDレコーダー”。

西田宗千佳
幅広いメディアで活躍している「電気かデータの流れるもの全般」が研究対象のジャーナリスト。共同メルマガ「金曜ランチボックス」も発行中。

 

取材・文/山下達也(ジアスワークス)

※『デジモノステーション』2016年1月号より抜粋

関連サイト

『Surface Pro 4』製品情報ページ
『dynaPad N72』製品情報ページ
『XPS 12』製品情報ページ
『REGZA 50Z20X』製品情報ページ
『WST-S10』製品情報ページ
『Just ear XJE-MH1』製品情報ページ