【レビュー】手の平に4Kワールドを実現させた『Xperia Z5 Premium SO-03H』

世界初の4Kディスプレイを搭載したXperiaシリーズの最上級モデル

テレビで一般的になりつつある4K(3840×2160ドット)を、いち早く取り入れた最上位機『Xperia Z5 Premium SO-03H』。シリーズの特徴は全て網羅しており、電源キーと一体化した指紋センサーを新たに採用した。

シリーズを通じて定評のあるカメラは、オートフォーカスの仕組みを一新。コントラストAFと位相差AFの2つを組み合わせる、ハイブリッドAFに対応し、約0.03秒という高速AFを実現した。音楽機能においてはハイレゾ対応の上に、ノイズキャンセリングも利用可能。対応ヘッドホンを使えば、静かな環境で美しい音楽を楽しめる。チップセットはオクタコアの「Snapdragon 810」、メモリも3GBとパワフルな1台だ。

NTTドコモ/ソニーモバイルコミュニケーションズ
Xperia Z5 Premium SO-03H
実勢価格:9万3312円
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SPEC
連続待受時間:約490時間(LTE) 連続通話時間:約1330分(LTE) 通信速度(受信/送信):225Mbps/50Mbps RAM:3GB ROM:32GB バッテリー:3430mAh 生体認証:指紋 防水/防塵:IPX5、8/IP6X サイズ:W76×H154×D7.8mm 重量:約181g

基本性能をCHECK!!

デザインと機能の両面にプレミアム感が宿る!!
型番で「Premium」と謳うだけに、デザインも機能もトップクラス。背面には鏡面仕上げのガラスパネルを採用しており、Xperia初の指紋センサーにも対応する。また、USBキャップレスで、防水/防塵に対応。安心感もプレミアムクラスだ。もちろん、パフォーマンスも抜群に高い。

プレミアム感を演出する鏡面ボディ
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「Z5」シリーズの中では、唯一となる鏡面仕上げのガラスを採用。国内は2色展開で、クロムは鏡のような、ブラックは深みのある輝きを放つ。

Xperia初の指紋認証センサー搭載
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側面の電源キーには指紋センサーが組み込まれており、指で触れるだけでロック解除を行なえる。ドコモのサービスなども指紋で認証可能だ。

USBキャップレスで防水/防塵対応
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『Z4』から続き、防水/防塵仕様ながら、USB端子はキャップレス。カバーを外すことなく、スムーズに充電できる。急な雨が降っても安心。

 

新たなエンタメ機能

映像や音楽にソニーの技術を徹底的に盛り込む
エンタメ機能に新たな提案を盛り込んでいるのが、『Xperia Z5 Premium』のソニーらしいところ。ディスプレイは4K対応で、ピタッと近付いて見てもドットが目では認識できないほど精細だ。これによって、奥行き感も生まれてくるため、映像の迫力が増す。バッテリーに与える影響が心配だが、4K表示は写真や動画の時だけなので安心だ。音楽再生は、ハイレゾとノイズキャンセリングを両立。対応ヘッドホンが必要となるが、ハイレゾの音の精緻さが際立って聴こえる。

4Kディスプレイ
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わずか5.5インチの中に、テレビで主流になりつつある4Kの解像度を詰め込んだ。ドットが凝縮されていることから、映像に立体感も生まれる。

ハイレゾとノイズキャンセリングを両立
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ハイレゾとノイズキャンセリングの両立を実現。ノイズキャンセリング使用時には、専用のイヤホン『MDR-NC750』などが必要になる。また、楽曲がハイレゾ音源でない場合でも、ソニーの高音質化技術「DSEE HX」の機能を使えば、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングできる。

 

進化したカメラ機能

画素数アップでオートフォーカスも速い
カメラは有効2300万画素にアップ。『Z4』以前から画素数が上がり、その分、ズーム性能も向上した。自動で綺麗な写真が撮れる「プレミアムおまかせオート」も健在。明るさや色温度は手動で調整可能になり、こだわった撮影が楽しめる。モジュールを一新して、オートフォーカスの仕組みには「α」の技術を取り入れた。コントラストAFと位相差AFを併用する方式のお陰で、ピントが0.03秒で合う。

広角24mm、5倍ズームレンズ
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2300万画素の解像度をいかし、5倍まで拡大しても劣化の少ない超解像ズームを実現。広角は24mmだ。

高速0.03秒AF
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コントラストAFと位相差AFを組み合わせた、「ハイブリッドAF」を採用。ピントが合いにくい暗所でも効果を発揮した。

プレミアムおまかせオート
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自動でシーン認識してベストな設定で撮影を行なう「プレミアムおまかせオート」が進化。明るさや色温度も変更できる。

 

使い倒しインプレッション

パフォーマンスとデザイン性を両立!
「Snapdragon 810」が採用されているだけに、パフォーマンスは十分。4Kディスプレイを搭載しているため、従来より高い処理能力が求められそうだが、写真や動画再生時以外をフルHD表示にすることでこうした問題はクリアしたようだ。基本的には、操作に引っかかりはなく、レスポンスの高さはトップクラスと言える。

4Kディスプレイは、奥行き感が生まれる効果がある。このサイズに4Kを収めたのは、驚きの一言だ。一方で画面が小さいと、フルHDやWQHDとの違いが分かりづらいのも事実。バッテリー消費にも繋がるため、4Kを載せるなら、もっと大画面の端末にしても良さそうだ。

カメラはこれまでから、大幅に改善されている。使ってみてすぐに分かるのがオートフォーカスの速さ。0.03秒は人間の瞬きよりも高速と言われており、実際、起動したと同時にピントが合っているように見える。フォーカスを合わせる場所も、即座に切り替わるため、狙った写真をすぐに撮れる。「プレミアムおまかせオート」で明るさが変更できるようになった点も、評価ポイント。明るさなど、仕上げにかかるところは、やはり手動で調整できた方がいい。

デザインは鏡面仕上げで高級感がある。クロムはまるで本物の鏡のようで、ブラックにもピアノのような艶がある。指紋は付きやすいが、その分、丁寧に扱いたくなるモノとしての魅力がある。側面のアルミフレームに「XPERIA」ロゴが彫り込まれているのも、従来モデルにはない仕上げで、さりげない演出だが主張のあるデザインになっている。

新たに搭載された指紋センサーは、優秀な性能。指を軽く置くだけで即座にロックが解除される。電源キーに搭載されているため、画面の点灯からロックの解除までを、流れるように行なえるのもうれしい。

性能が高い分、熱のこもりが心配だったが、レスポンスが落ちることはなく、快適に利用できた。これは、「Snapdragon 810」がきちんとチューニングされている証拠だ。総合的に見て、デザイン、機能、パフォーマンスと、3拍子そろったプレミアムモデルに仕上がっていると言えるだろう。

 

使い勝手CHECK!!

4K動画はもちろん、ネットの映像も綺麗に観れた
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4Kで撮った動画をそのままの解像度で再生できるスマホは、このモデルだけ。その精細感は抜群で、画面に寄って見ても、粗は目立たなかった。また、YouTubeなど解像度が低いネットの動画を自動でアップスケーリングする機能も搭載されており、こちらの画質も驚くほどに向上した。

暗めの店内で撮った料理の写真まで綺麗
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光量が十分に取れず、被写体としても難しい料理写真でも、十分綺麗に撮影できた。暗い場所でも、ノイズが少ない。やや暗いと思ったり、もう少し暖い色にしたいと思ったら、手動で調整をかけられるのもうれしい。これまでのモデルより、一段仕上がりは上だ。

 

結論

カメラや音楽を楽しみたい人は買い
カメラの画質はスマホトップクラスと太鼓判を押せるほど。明るさや色温度を手動で調整できる機能が追加されたお陰で、満足いく1枚を取りやすくなった。音楽も、デジタルノイズキャンセリングはXperiaだけの機能だ。もちろん、4Kの臨場感を味わえるのもこの機種だけ。カメラ、音楽、映像とエンタメを楽しみ尽くしたい人には最適だ。

 

文/石野純也 撮影/篠田麦也

※『デジモノステーション』2016年1月号より抜粋

関連サイト

製品情報(NTTドコモ)
製品情報(ソニーモバイルコミュニケーションズ)