耐熱性能10倍以上! 3Dプリント技術で誕生した高強度セラミック

3Dプリンタで超高温に耐える部品が作れるぞー!

カリフォルニア州のHRL研究所は、3Dプリント技術を利用して、従来のセラミック加工の限界を克服した高強度セラミック部品の製法を編み出したのだそうですよ。このセラミック部品で最大の特徴は、1700°Cの超高温にも耐える耐熱性能を持っているということです。

広義のセラミック材質においては同等の耐熱性を持つ素材もあるようですが、この新技術では3Dプリンタで用いられるレジン(樹脂)をセラミックに変換して焼成できるのがポイント。これにより、既存の材質と比べるとおよそ10倍を超える温度に耐えられるようになったいうことなのです。

合成樹脂や金属に比べ、セラミックは加工が難しい材質でしたが、この新技術を利用すればこれまででは困難だった複雑な形状の部品を簡単に作り出せるようになるわけですね。実用化されればジェットエンジン、そしてハイパーループのような超音速車両向けなどの部品製造に役立つことになるでしょう。

また、耐熱性や強度・硬度が高いだけでなく耐摩耗性、耐腐食性にも優れているとされ、マイクロチップなど電子部品などへも応用が期待できそう。HRL研究所はこの技術を商業化するためのパートナー探しをしているところですが、手を組みたいという製造業者は多いのではないでしょうか。

 
文/ワタナベダイスケ(編集部)

関連サイト

HRL研究所のニュースリリース