2016年はアナログ「再」元年? ソニー、Technicsが新ターンテーブル発表

ただの懐古趣味じゃないのが、2016年流なのです。

ラスベガスで開催中の家電見本市「CES2016」では、アナログレコードを再生するためのターンテーブルが新製品として相次いで登場。アナログ人気再燃もあってにわかに脚光を浴びています。ここで注目を集めているのはソニーのハイレゾ対応機『HX500』、そしてパナソニックがTechnicsブランドの名機をリバイバルさせた『SL-1200』です。

レコードをハイレゾのデジタルデータ化できる『HX500』

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ソリッドでエッジの効いた本体デザインが真っ先に目に飛び込んでくるのが、ソニーが発表した『HX500』です。

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外観のクールさもさることながら、特筆すべきは同機に内蔵されたA/Dコンバータにより、192kHz/24bitのPCM、あるいは5.6MHzのDSD方式でのデジタルデータ化ができるということ。これはすなわち、アナログレコードの音源をハイレゾのデータに変換できることを意味しています。こうした機能のコントロールのため、WindowsやMacといったPCで利用可能な専用アプリが付属するのだそうですよ。

ダイレクトドライブを再開発した新生『SL-1200』

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そして往年の名機を蘇らせたパナソニック。『SL-1200G』と限定モデルの『SL-1200GAE』で世界のアナログレコード・ファンにアピールします。こちらもリアル・オーディオらしく真鍮やアルミ・ダイキャストをふんだんに使ったルックスが、所有欲をそそる一台。

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しかし単なる懐古主義に終わらないところはさすがのTechnicsブランドといったところで、高トルクながら回転速度の微妙なブレによる音質低下が見られたかつてのダイレクトドライブ・システムを新たに再設計。より高音質なターンテーブルとしての復活になりました。また、トーンアームには1200Gではアルミニウム、1200GAEはマグネシウムといった軽量材料が用いられています。

 
いずれも2016年のうちに製品として発売されるということで、世界的なアナログブームをさらに盛り上げる立役者になってくれそう。デジタル・オーディオでもハイレゾなどの新潮流が巻き起こっているさなか、2016年はアナログレコード「再」元年になるのかもしれません。

 
文/ワタナベダイスケ(編集部)

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ソニーのニュースリリース(PR Newswire)
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