メカドックメンバーと振り返る2015年のトレンド【よろしくデジテック】

ハイブリッドスポーツや自動運転など、自動車メーカー各社が注目モデルを発表した2015年。それらを昨年開催された東京モーターショーを通じて、今あらためてメカドックメンバーとともに探る!

今回のデジテックモデル

ホンダ
NSX
2016年春量産開始予定
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3.5LのV6エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムをミッドシップに搭載。前輪は2つのモーターによって駆動する「SPORT HYBRID SH-AWD」システムで、燃費と走行性能を両立した新時代のスーパースポーツカー。

 

デジタル技術で進化したスポーツカーと自動運転

風見 回を重ねるごとに“デジモノ化”を感じる東京モーターショーだけど、今回もそれを強く感じたね。個人的に期待していたホンダの『NSX』はハイブリッドの4駆だし、会場の注目度も高かったね。

中村 確かに3つもモーターを搭載してるハイブリッドスポーツという意味では新しいし、スポーツカーも今やハイブリッドの時代なんだというのを感じたな。

風見 ハイブリッドというと、重くなりそうだけど4輪駆動にするとなると、前輪をモーターで駆動する方式はドライブシャフトもいらないし重量的にもメリットがあると思うんだよね。4輪への駆動力の配分もモーターの方が電気的に緻密にコントロールできるはずだし。

中村 確かに。前輪に2モーターがあるということは左右の駆動力を独立して制御できるはずだしな。

風見 そうそう。この連載の第5回で取り上げた『アウトランダーPHEV』のラリー仕様も前輪をモーターで制御する4駆だったけど、駆動力の制御はやりやすいという話を聞いたもんね。

中村 でも、デジモノ的という意味では、日産の『IDSコンセプト』の方が気になったな。動力も完全に電気だし、自動運転によってクルマとの付き合い方がどうなるか? という提案がわかりやすかったぞ。

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▲中村一路(人物左)。「メカドック」の経理担当。時にはドライバーとしてもハンドルを握り、レーサーとしても意外な資質を持つ。
▲野呂清(人物右)。「メカドック」では板金を担当。確かな技術を持ち、メンバーからは「板金の天才」と呼ばれる。

野呂 デザインもスポーツカー的なのも良い感じですな。自動運転だけど運転を楽しんでもらいたいという気持ちが感じられるようで。

風見 自動運転と言っても日産をはじめ日本のクルマメーカーがやろうとしていることと、グーグルとかが実験している自動運転ではだいぶ違うからね。これも連載の2回めで日産の人が言ってたことだけど、クルマメーカーの自動運転はドライバーの能力をサポートするモビルスーツ的な方向なんだよね。一方、グーグルがやろうとしているのは自律的に動く鉄腕アトムのようなロボットという例えがわかりやすかったな。

野呂 そう考えるとデザインもモビルスーツ的に見えてきますな。

中村 会場で流れていた映像でも、峠道はドライバーがハンドルを握って運転を楽しんで、高速道路では自動運転で彼女との会話を楽しみながら移動している感じがわかりやすかったな。駐車はドライバーが降りた後にクルマが自動でしてくれる機能は便利そうだった。

風見 連載の第1回で取り上げたトヨタの「インテリジェントパーキング・アシスト」の話を聞いていると、こういう技術は実用化が近そうな気がするね。カメラとセンサーで駐車枠やほかのクルマを認識する技術は既にかなり正確みたいだから。

野呂 日本の駐車場はだいたいちゃんと白線が引いてありますもんな。あとは、人間が運転しているほかのクルマとどう住み分けるかという話でっしゃろな。